著者
平野 文子 馬庭 史恵
出版者
島根県立看護短期大学
雑誌
島根県立看護短期大学紀要 (ISSN:13419420)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.33-40, 2003-03-31

成人看護実習を終えた学生は,「病と共に生きる」患者を【自己概念を修正する】【支援を必要とする】【生活に溶け込ませる】【生き方の再構成をする】【病に立ち向かう】存在としてとらえ,患者自身がセルフケア能力を持つことを理解していったと考えられた。また,経過別に分類した疾患群ごとに特徴的な取り組みがあった。今後,それらの疾患群に応じたセルフケアの特徴が学べることや患者のセルフケア能力を見守りながら患者に沿うことができる実習指導が必要であることが明らかになった。