著者
高木 嘉子
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.541-545, 1995-01-20 (Released:2010-03-12)
参考文献数
3
被引用文献数
1 7

治打撲一方は, 香川修庵により創方された処方であるといわれ, 打撲, 捻挫, 疼痛等に用いられる薬方である。打撲直後より, 数日経たものに用いる場合が多い。打撲や捻挫の既往のあるもの18例に, 臍右横1~2横指附近に放散する圧痛と抵抗を認め, 本湯の服用により症状の改善・軽減とともに, 圧痛・抵抗の軽減または消退を認めた。また1例ではあるが, 打撲の新しいものでは, 圧痛・抵抗は認められず, 日を経てから出現していた。既往の古いもの, 40年経過しているものにも, 圧痛と抵抗を認め, 本湯の服用により, 症状も圧痛, 抵抗も消退した。打撲歴と, 圧痛抵抗を目標に投薬して著効を得たことから, 治打撲一方の腹候の一つとして有効性があると思われるので報告したいと思う。
著者
国井 秀伸 国井 加代子 高木 嘉子
出版者
島根大学理学部
雑誌
島根大学理学部紀要 (ISSN:03879925)
巻号頁・発行日
no.19, pp.p113-119, 1985-12

蓮池は島根県簸川郡湖陵町にある淡水池で,大学からは国遣9号線を利用して車で約1時間の行程にある。この池は海岸からの直線距離約1kmに位置する砂丘堰塞湖であり,アカマツ林を隔てて西方約200mに隣接する蛇池と同じく,弥生後期以降の新砂丘の発達により形成されたものである(蛇池については秋山の未発表資料による)。13; 蓮池の水生植物相や水質に関しては,高木(1984)が卒業研究として1983年7月から12月の半年間にわたって付着藻類の調査を行った際の記録があるが,一年間を通しての水質の季節変化は調べられていない。そこで著者らは今後の水生植物に関する生態学的調査の基礎資料を得る目的で、この池での水生植物の生育状況と水質の季節変化について通年の調査を行った。以下にその調査緒果を報告する。
著者
高木 嘉子
出版者
たにぐち書店
雑誌
漢方療法
巻号頁・発行日
vol.16, no.12, pp.36-39, 2013-03