著者
国井 秀伸 瀬戸 浩二 野中 資博 森 也寸志 相崎 守弘 石賀 裕明 野村 律夫
出版者
島根大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2007

高度汚水処理法・直接浄化法の開発と,底質処理法(無害化・資源化)の開発を行い,流域統合管理の視点を加えて,流域の管理の違いが水文循環過程に与える影響を評価した.さらに,科学的・普遍的な立場もふまえて,汽水域生態系モニタリングのシステムを研究・開発・構築し,さらに地域と一体となった汽水域の生態系保全活動を行うことを目的に,地域住民との連携による汽水域長期モニタリング法を検討した
著者
国井 秀伸 国井 加代子 高木 嘉子
出版者
島根大学理学部
雑誌
島根大学理学部紀要 (ISSN:03879925)
巻号頁・発行日
no.19, pp.p113-119, 1985-12

蓮池は島根県簸川郡湖陵町にある淡水池で,大学からは国遣9号線を利用して車で約1時間の行程にある。この池は海岸からの直線距離約1kmに位置する砂丘堰塞湖であり,アカマツ林を隔てて西方約200mに隣接する蛇池と同じく,弥生後期以降の新砂丘の発達により形成されたものである(蛇池については秋山の未発表資料による)。13; 蓮池の水生植物相や水質に関しては,高木(1984)が卒業研究として1983年7月から12月の半年間にわたって付着藻類の調査を行った際の記録があるが,一年間を通しての水質の季節変化は調べられていない。そこで著者らは今後の水生植物に関する生態学的調査の基礎資料を得る目的で、この池での水生植物の生育状況と水質の季節変化について通年の調査を行った。以下にその調査緒果を報告する。