- 著者
-
高木 麻未
- 出版者
- 一般社団法人 日本繊維製品消費科学会
- 雑誌
- 繊維製品消費科学 (ISSN:00372072)
- 巻号頁・発行日
- vol.51, no.2, pp.129-134, 2010
<p>本研究の目的は,新たな友人関係を形成する際に他者の被服がどのような影響を与えるか,また個人がもつ友人とのかかわり方と被服行動の関連の検討である.大学生を対象に調査した結果,新たな友人関係を形成する際には,落ち着いた服装や自分と似た服装であると,話しかけやすく関係を構築しやすいと捉えられていた.さらに,同調的な友人とのかかわり方は同調を図るものとしての被服関心を,全方位的なかかわり方は個性や対人的外観を整えるものとしての被服関心を高めることがわかった.</p>