著者
高柳 彰夫
出版者
フェリス女学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

貧困削減戦略・援助効果時代の開発援助でのNGO・市民社会組織の国際開発協力での役割を検討した。貧困削減戦略と援助効果で途上国国家政府のオーナーシップと全ての開発援助の途上国の開発戦略を基盤とした整合性と調和化が唱えられたのに対し、NGO・市民社会は「ローカル・民主的オーナーシップ」が唱え、独自の役割を強調した。カナダの事例研究を行ったが、保守党政権下で援助効果の名の下でODA政策が政治・外交・通称目的の手段の性格を強め、政府とNGO・市民社会の間の緊張が高まっている