著者
西澤 無我 鳥居 順次 滝澤 順
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.52, no.6, pp.678-683, 2011-05-15

増え続けるデータを格納するためのデータベースとして,近年NoSQL(Not only SQL)データベースが注目されている.既存のRDB(リレーショナルデータベース)は多くのビジネスニーズの適切な選択肢ではあるが,爆発的に増え続けるデータを格納するのには不満が残る.楽天株式会社では,NoSQLデータベースの一種であるキーバリュー型のデータベースROMAを研究開発しており,増え続ける大量のデータへのアクセスに利用している.本稿ではROMAの概要と仕組み,更に社内でのROMAの利用事例について詳述する.