著者
鳥居清経 画
巻号頁・発行日
1772

青本3冊(合1冊)、鳥居清経画、柱題「おんせん上(中・下)」、鱗形屋版、上冊分字題簽「伊豆(いづの)/熱海(あたみ)/温泉縁起(をんせんゑんぎ) 上」、中冊分絵題簽あり。題簽の意匠により安永元年(1772)刊。他に改装の東京都立中央図書館加賀文庫本あり、序題により「伊豆國熱海温泉縁起 全」とする。
著者
鳥居清経 画
出版者

青本、3冊合1冊、柱題「石はし山、いしはし山」、画工名無記。(1)初印系は「根元石橋山」の題で山本が刊行、宝暦13年(1763)とみられ、大東急記念文庫本「根元石橋山」が該当。(2)同じ版木を西宮が求めて「石橋山无動源氏」の題で販売したのは題簽の意匠から「卯年」と判り「寛政七乙卯年(1795)」と推定される。大東急記念文庫本「石橋山无動源氏」が該当。(3)題名は初印本と同じで題簽の初印の意匠上下の福良雀部分を青海波と一兎に、冊次下の商標の「丸に山」を「丸に十」に入れ木で修正した東洋文庫岩崎文庫本「根元石橋山」がある。(2)と(3)の関係は未解明である。当館本の題名「石橋山合戦」は任意の後補書題であり、本文の商標欠なので、改題系(2)か(3)の題簽欠ということになる。
著者
鳥居清経 画
巻号頁・発行日
1769

青本改装(合1冊)、題簽欠。本文第9丁欠、鳥居清經画、柱題「三千三百」。『妖化役者附』巻末「丑正月/新版/目録」に載り、また東洋文庫岩崎文庫本に中・下の題簽あり、これにより丑(明和6[1769])年鱗形屋刊。鶴屋による改題後摺本「伊勢紙子(いせかミこ)/日向半切(ひうかはんきり)/五夕酒酩酊物語(ごしやくのさけゑふたものがたり)」は、東京大学総合図書館、東北大学狩野文庫(黒本33)、大東急記念文庫に蔵される。当館本も各冊初丁の商標が削去されているので、改題後摺本であろう。内容の欠丁箇所は岩崎文庫本により補う。
著者
鳥居清経 画
出版者
[鱗形屋]
巻号頁・発行日
vol.[1], 1775