- 著者
-
黒星 宝
- 出版者
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部
- 雑誌
- 素粒子論研究 (ISSN:03711838)
- 巻号頁・発行日
- vol.15, no.6, pp.574-581, 1957-10
二核子系に対する交換磁気能率のoperatorとphotopion productionのmatrix elementを用いて表わすと、この部分が以下示される如くpionnucleon散乱と密接な関係がつけられるので、結局pion-nucleon散乱の実験値を交換磁気能率のoperolorの中に含ませることができて、その意味で摂動法などによらない、少くとも原理的には正確な結果と得ることができる。ただここでは交換するpionの個数は1個に限って話を進める。