- 著者
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黒田 淳哉
北園 孝成
- 出版者
- 一般社団法人 日本内科学会
- 雑誌
- 日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
- 巻号頁・発行日
- vol.102, no.2, pp.289-296, 2013 (Released:2014-02-10)
- 参考文献数
- 20
脳卒中,特に非心原性脳梗塞は,脳・頸動脈の動脈硬化進展の結果引き起こされる疾患として重要である.脳卒中の最大の危険因子は高血圧であるが,近年,糖代謝異常,脂質異常症,メタボリックシンドロームといった代謝性疾患が増加し,危険因子としての重要性が増している.慢性腎臓病(CKD)も最近,動脈硬化促進因子として注目されている.喫煙などの生活習慣も含めて,危険因子を重複して有している場合も多く,リスクを適切に評価して個々の症例に応じた対策を積極的に行っていくべきである.