著者
齋藤 佑希
出版者
金沢大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

皮膚虚血再潅流傷害の軽減には、炎症細胞浸潤に重要な接着分子の抑制より、抗TNF-α抗体によってマクロファージのiNOS発現を抑制し、且つTNF-α自体による細胞傷害を抑制する方が効果的であった。そしてその投与方法は局所投与が効率的であり、またiNOSを阻害する1400Wと組み合わせることで傷害軽減効果を増強させることができた。従って、抗TNF-α抗体および1400Wによって褥瘡が予防できる可能性が示唆された。