著者
齋藤 喜仁 村山 正宜
出版者
金原一郎記念医学医療振興財団
巻号頁・発行日
pp.40-44, 2020-02-15

記憶は覚醒時に符号化され,記憶固定化を介して長期記憶として貯蔵される。Müllerにより記憶固定化の概念が提唱されてから100年以上が経ち,睡眠が様々な種類の記憶を固定化することが行動学的に示されてきた1)。では,睡眠時の脳において,いつ・どこで・どのようにして記憶固定化が起こるのであろうか?