- 著者
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水野 正雄
Alain ROUANET
山田 豊章
野口 哲男
- 出版者
- 公益社団法人 日本セラミックス協会
- 雑誌
- 窯業協會誌 (ISSN:00090255)
- 巻号頁・発行日
- vol.84, no.971, pp.342-348, 1976-07-01 (Released:2010-04-30)
- 参考文献数
- 7
- 被引用文献数
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20
27
La2O3-Y2O3系の液相線を, ヘリオスタット式太陽炉を用い鏡面反射法により冷却曲線を求め, これより算定した. 熔融後急冷した試料をX線回折および偏光顕微鏡により検討した.この系の凝固点の測定結果を示し, また液相線下において40-73mol% La2O3組成間にLaYO3固溶体領域が観察された.他の相はLa2O3固溶体, La2O3+LaYO3固溶体, LaYO3+Y2O3固溶体およびY2O3固溶体であった.各配合組成の試料を1300℃-1700℃に加熱処理, および熔融した試料からLaYO3の単一相が観察された.LaYO3 (m.p. 2040±15℃) は高温X線回折を行った結果, 1450℃附近において斜方晶系〓単斜晶系に可逆転移することを認めた.La2O3-Y2O3系の高温平衡状態図を提案する.