- 著者
-
Edward J. Noga
- 出版者
- The Japanese Society of Fish Pathology
- 雑誌
- 魚病研究 (ISSN:0388788X)
- 巻号頁・発行日
- vol.33, no.4, pp.337-342, 1998-10-20 (Released:2009-10-26)
- 参考文献数
- 35
- 被引用文献数
-
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有毒藻類は海産哺乳類から魚介類に至るあらゆる水生生物に影響をもたらし, 世界的に水産養殖ならびに天然資源に対する重要な問題となっている。 さらに, 新規の有毒藻類やこれまで毒を産生することが知られていなかった藻類についての報告も増加している。 これまでは, 有毒藻類による急性の致死的影響に焦点が絞られてきたが, 毒を産生する藻類への暴露は感染症誘発を含め, 非致死的であっても重大な影響をもたらすことが明らかになっている。 ここでは, 鞭毛藻の一種である Pfiesteria piscicida を例にしてこれらの点について説明する。