- 著者
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後藤 多恵
ゴトウ タエ
Goto Tae
- 出版者
- 同志社大学日本語・日本文化教育センター
- 雑誌
- 同志社大学日本語・日本文化研究 (ISSN:21868816)
- 巻号頁・発行日
- no.10, pp.61-78, 2012-03
実践報告(Report)日本語教育におけるカリキュラム・デザインの一例として、日本語能力試験の旧1 級合格者に相当する「超上級」の日本語学習者を対象としたカリキュラムを紹介する。これは、筆者が同志社大学日本語日本文化教育センターでコーディネーターとしてカリキュラム・デザインを担当した「総合科目」の事例に基づいている。「総合科目」では、教科書の内容をより深く理解する「深読みタスク」資料の作成、学生が選んだニュース記事を教材とする「今週のニュース」、論説文以外のジャンルの文章を扱うための「複数教科書の併用」、視聴覚教材によってそれらの活動を結びつける「聴解練習」などの工夫により、超上級の学習者が立体的な日本語学習を行える環境を提供した。