- 著者
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Takahasi Ryutaro
Hirano Kintaro
Aida Isamu
Hatori Tokutaro
Shimizu Shizuko
- 出版者
- 東京大学地震研究所
- 雑誌
- 東京大学地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
- 巻号頁・発行日
- vol.39, no.3, pp.491-521, 1961-12-15
宮城県女川町の沖合15kmにある離れ島,江の島で津波の観測を始めたのは,1941年のことであつた.しかし不幸にして台風の際の激浪のため施設を破壊され,観測は翌42年に中止されてしまつた.しかし1954年に小規模の観測を復活した.その後1957年地球観測年にあたり,わが国における長波観測点に選ばれ,観測計器も充実された.IGY期間中より現在まで同所で観測を行つている計器は,a)震研III型津波計b)Van Dorn型長波計,c)波浪計,d)微気圧計,e)その他気象観測計器類である.これらの計器の特性曲線は第7図に示してある.