著者
廣田 收 ヒロタ オサム Hirota Osamu
出版者
同志社大学人文学会
雑誌
人文学 (ISSN:04477340)
巻号頁・発行日
no.204, pp.47-70, 2019-11

宇治拾遺物語第四七話の猿楽は、宮廷の内侍所神楽における猿楽とは異なり、神々に対して奉納されるものではなく、天皇の興に応えるために世俗化されたものであることを明らかにした。
著者
廣田 收 ヒロタ オサム Hirota Osamu
出版者
同志社大学人文学会
雑誌
人文学 (ISSN:04477340)
巻号頁・発行日
no.201, pp.101-132, 2018-03

『源氏物語』における物の怪を再検討する上で、本文に即した読み直しを試みる。そのとき、「もの」と「もののけ」「霊」との間には使い分けがあり、また登場人物の違いによって使い分けがあることを明らかにした。
著者
廣田 收 ヒロタ オサム Hirota Osamu
出版者
同志社大学人文学会
雑誌
人文学 (ISSN:04477340)
巻号頁・発行日
no.200, pp.117-152, 2017-11

『源氏物語』における「物の怪」を再検討するために、研究史を辿り直すとともに、紫式部集の用例を読み直す。さらに、物語における「もののけ」の表記が、本文校訂によって本来の語の属性がみえにくくなっていることを指摘した。