著者
Omar Baharudin Jeffery John Sulaiman Sallehudin
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.215-217, 1991

マレー半島のカメロン・ハイランドの野菜畑に発生しているイエバエMusca domestica L.の囲蛹に寄生していた3種のコガネコバチのうち2種は世界共通種Spalangia nigroaenea Curtisと南米産S. chontalensis Cameronであったが, 1種は新種であったのでS. bouceki n. sp.として記載した。本新種はpronotal collarの前縁が盛り上っている3番目の種になる。
著者
Omar Baharudin Sulaiman Sallehudin Jeffery John
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.147-149, 1991
被引用文献数
2

マレー半島のカメロン・ハイランドの野菜畑に多量発生しているイエバエMusca domestica L.の天敵調査の結果, 寄生蜂Spalangia spp.に混じってチビクロセスジハネカクシAnotylus latiusculus (Kraatz)がイエバエの囲蛹より羽化してきた。天敵としての重要性については未知であるが, 本種のイエバエ囲蛹寄生例としては初めてと思われるので報告する。