著者
谷 直樹 押野 悟 細見 晃一 Khoo Hui Ming 貴島 晴彦
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.760-768, 2021-07-10

Point・本態性振戦に対する定位的外科治療法として,脳深部刺激療法,高周波視床凝固術,集束超音波視床破壊術,ガンマナイフ視床凝固術が利用できる.・破壊術,刺激術ともに視床中間腹側核(Vim核)が標的核であるが,刺激術ではposterior subthalamic area(PSA)も有力な標的核となる.・刺激術はRCTの結果より凝固術と比べ効果・安全性に優れると考えられるが,近年,凝固術の技術的な進歩がみられる.