著者
陸 正 クガ マサシ Masashi KUGA
雑誌
千葉商大論叢
巻号頁・発行日
vol.44, no.3, pp.75-103, 2006-12-31

本稿は標準タイプのテスト・マーケティング(StTM)をとりあげた。その概要をレビューしたのち,花王とコルゲートの合弁でのシャンプー「スプレンダー」の事例をコンセプト開発から米国西部11州での地域販売までの2年間の経過を詳説した。ここでも製品の差別化とそのコンセプトとの整合性が成功への決定的な要件であることを確認することとなった。次稿では,コントロール・タイプのテスト・マーケティング(CTM)とビオレUの米国版「ジャーゲンス・リフレ・ッシング・ボディ・シャンプー」の事例をとりあげる。