著者
Kikugawa Hisao Asaka Takashi Kasuya Hirakazu NAKAMURA Yutaka
出版者
東海大学
雑誌
東海大学スポーツ医科学雑誌 (ISSN:09153659)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.39-43, 2005-03-31

スポーツが原因で生じる外傷に対し、その予防法を確立するためには、骨組織の衝撃破壊特性を明らかにすることが必要である。破壊じん性試験は、準静的から高速領域のひずみ速度下でウシの骨から採取されたコンパクトテンション試験片を用いて実行した。骨の破壊機構は繊維強化複合材料のモデルを用いて検討した。二つの仮説を証明するために破断面の走査型電子顕微鏡による観察を実施した。我々の提案は以下の通りである。湿潤骨試験片の線維強化機構は、ひずみ速度によって、ブリッジング、プルアウトそして線維強化無効の3つの領域に分けられる。マイクロクラック強化機構は高速負荷領域ε=1.2×10^2_s^<-1>において母相に働く。