- 著者
-
Donald V. Lightner
R. M. Redman
- 出版者
- 日本魚病学会
- 雑誌
- 魚病研究 (ISSN:0388788X)
- 巻号頁・発行日
- vol.33, no.4, pp.165-180, 1998-10-20 (Released:2009-10-26)
- 参考文献数
- 99
- 被引用文献数
-
23
55
ウイルス病は世界のエビ養殖産業に甚大な経済的被害をもたらしている。 アメリカにおいては Taura syndrome virus (TSV),Infectious hypodermal and hematopoietic necrosis virus (IHHNV) および Baculovirus penaei が重要な病原ウイルスとなっている。 これまでに多くのウイルス病対策が試みられてきたが, SPF (specific pathogen-free) あるいは SPR (specific pathogen resistant) の種または系統のエビを用いることが最良の防除対策であると考えられ, 最近アメリカでは TSV および IHHNV 耐性の Penaeus stylirostris の系統が養殖されている。