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文献一覧: Shoko Nishihara (著者)
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OA
多能性幹細胞におけるヘパラン硫酸の機能
著者
Kazumi Hirano
Shoko Nishihara
出版者
FCCA(Forum: Carbohydrates Coming of Age)
雑誌
Trends in Glycoscience and Glycotechnology
(
ISSN:09157352
)
巻号頁・発行日
vol.26, no.152, pp.149-157, 2014-11-25 (Released:2014-11-25)
参考文献数
53
ヘパラン硫酸はグリコサミノグライカンの一つであり、GlcA–GlcNAcの二糖繰り返しユニットから構成され、複数の硫酸転移酵素により硫酸化される。ヘパラン硫酸の硫酸化構造にはさまざまなパターンがあり、骨形成タンパク質(BMP)、Wnt、線維芽細胞成長因子(FGF)、上皮成長因子(EGF)などのモルフォゲンや成長因子と結合してシグナル経路を調節している。以前、われわれや他の研究グループは、ヘパラン硫酸とその硫酸化がFGF4、BMP4、Wntシグナルを介してマウス胚性幹細胞(ES細胞)の維持と分化を制御していることを明らかにした。しかし、ヘパラン硫酸の硫酸化パターンが持つ機能の多くはいまだに不明である。本稿では、多能性幹細胞におけるヘパラン硫酸とその硫酸化パターンの機能を紹介する。