著者
Takahashi Yumiko Iida Atsuo Takanishi Yoichi Takezoe Hideo Takase Kouichi Takano Yoshiki Sekizawa Kazuko
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.84, no.6, pp.921-922, 2005

キラル分子からなるスメクティツク液晶のSmA相では、電場によって配向ベクトルの傾き角が誘起される電報効果が観察される。電傾効果における局所層構造としてこれまで水平シェブロンを基本構造とするモデルが提案されてきたが、放射光時分割マイクロビームX線回折法により、垂直シェブロンと水平シェブロンが空間的に交互に現れるストライプ構造であることが分かった。また分子配向の変化をハローパターンから直接的に求め、層構造と分子配向の関係を明らかにした。