著者
三浦 辰哉 Tatsuya Miura
出版者
岡崎女子短期大学
雑誌
研究紀要 = Bulletin of Okazaki Women's Junior College (ISSN:09168400)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.45-55, 2005-03-25

高度成長以降、日本の家族形態は核家族化すると共に、家族機能も縮小してきた。一方で女性の社会進出が進行したが、その反面、固定的性別役割分担意識は確実に残存しており、育児・介護の負担は女性に集中しているのが現状である。そうした現状を打破し、真に男性と女性が仕事・家事・育児・介護を分担できるような社会システムを構築しなければならない。その方策の一つとして、児童のためのホームヘルプサービスの展開の必要性を考察する。