著者
金子 正光 辻 利則 Tadamitsu KANEKO Toshinori TSUJI
雑誌
宮崎公立大学人文学部紀要 = Bulletin of Miyazaki Municipal University Faculty of Humanities
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.237-254, 1999-03-20

我が国では、加速的に高齢化が進んでおり、2010年には4人に1人が65歳以上という超高齢化社会を迎えようとしている。宮崎県の場合、県内の高齢化は他の県に比べて早く進むことが予想されている。高度情報化社会の到来は、あらゆる分野において組織革命を起こすとともに、生活レベルにおいてもさまざまな側面で影響を及ぼし、コンピュータと情報ネットワークが福祉に対して重要な役割を果たすことが期待されている。本論文では、宮崎県内での事例を取り上げ、福祉に関しては障害者・高齢者にやさしい町づくりの観点から「タウンモビリティ」、そしてインターネットを用いた福祉情報としては障害者・高齢者が外出するときに必要な「車いす用トイレマップ」について述べる。