著者
John W. Henderson Jr. William J. Long
出版者
一般社団法人日本PDA製薬学会
雑誌
日本PDA学術誌 GMPとバリデーション (ISSN:13444891)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.90-95, 2007 (Released:2008-12-25)

窒素を含有する数種の心臓病治療薬について,ZORBAX Rapid Resolution (RR) 3.5 μm カラムと,Rapid resolution HT (RRHT) 1.8 μm カラムで,分離検討を行いました。分析メソッド開発の上で重要なポイントは分析時間,分離,感度ですが,RR カラム,RRHT カラムを使用してメソッド開発することで,これら 3 項目について最も満足できるメソッドを,素早く構築することができます。このアプリケーションノートでは,RR カラムと RRHT カラムを使い,分析時間,分離,感度の比較を行いました。更に,3 項目で最善の結果が得られた条件について,カラム温度を変更して分析することで,分離がシビアな成分の選択性の変更,分離の改善が行えるかを検討しました。