著者
Yokoyama Izumi Tajima Hirokazu
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
東京大學地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.23-33, 1957-07-20
被引用文献数
26

伊豆大島三原火山の構造を解明する手掛りを得る目的で,ウォルドン電力計による重力測量を行つた.大島全休に普遍的に測点を設けるように努め,高さの決定には一対のアスカニヤ徴気圧計を用いてその精度を最悪3m以内に止めた.地形補正は33kmの範囲まで計算した,山脈の密度を二様に仮定して,それぞれに対するブーゲー異常を求めた,その結果は現在までの地質調査の結果を裏付けするものであり,又磁気測量の結果ともよく調和するものである.