- 著者
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渡辺 智子
桜井 芳子
阿波 理江
川野 朝子
高居 百合子
Tomoko Watanabe
Yoshiko Sakurai
Masae Awa
Tomoko Kawano
Yuriko Takai
千葉県立衛生短期大学栄養学 食品学
八日市場保健課
袖ヶ浦外科胃腸科
ビーコンソフトウェアK. K
千葉県立衛生短期大学栄養学 食品学
Chiba College of Health Science
Chiba College of Health Science
- 雑誌
- 千葉県立衛生短期大学紀要 = Bulletin of Chiba College of Health Science (ISSN:02885034)
- 巻号頁・発行日
- vol.4, no.1, pp.15-17, 1985
我国は四面を海に囲まれ,国民1人1日当り93.4gという水産物(鯨を除く)の摂取量が示すように海産魚介類が動物性蛋白資源として重要な位置を占めている。その中で鮭は,摂取量(国民1人1日2.9g)こそ少ないが,おにぎりの材料,弁当のおかず等として日本人に昔から親しまれている魚の一種である。市販されている鮭を大きく分けると,生鮭,甘塩鮭,辛塩鮭の3種である。四訂日本食品成分表では,甘塩鮭は新巻鮭と標示し内臓等を除去した鮭の魚体重に対し20%前後の食塩量で塩蔵したものと定義している。また,辛塩鮭は塩鮭と標示し内臓等を除去した鮭の魚体重に対し40%前後の食塩量で塩蔵したものと定義している。実際に市販されている3種の鮭にはどの位の塩分が含まれ,各販売店により差が見られるのであろうか。そこで,実際に市販されている3種の鮭の食塩含量を知り,更に水分量,大きさ,価格等の相違を知ることを目的に,今回の実験調査を行なった。