著者
加來,洋子
出版者
日本歯科医史学会
雑誌
日本歯科医史学会会誌
巻号頁・発行日
vol.26, no.3, 2006-03-30

1980年から2004年の25年間における歯科医師と一般国民の死因を比較検討した.歯科医師の死因は一般国民と比較して悪性新生物と呼吸器疾患が多く,脳血管疾患が少なかった.なかでも歯科医師の呼吸器疾患の増加が著しい傾向にあった.慢性閉塞性肺疾患の原因はタバコ煙や有毒粒子・ガスなどの吸入であるといわれており,歯科医院においては大気汚染などの環境因子に加え,切削による微粒子やレジンなどのモノマー,さらにはアスベストなどによる汚染などが追加されることを考えると,歯科医師の禁煙の励行と歯科医院の環境を整えるべきことを示唆するものと思われる.

言及状況

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『切削による微粒子やレジンなどのモノ マー,さらには過去におけるアスベストによる汚 染など』が原因と推測されていますね。 歯科医のマスクは必要そうですね。 https://t.co/2ChT1GRIDO https://t.co/JQF5RgYIon
元ネタはこれ。歯科医師がマスクをしてるから、マスクの効果に疑問を抱いている様だ。 マスクは完璧ではないし、この資料はその話をしてるのではない。 関係無い資料を持ってきて勝手な推測をたてるのが、 反ワク、反マスクの方々の悪い癖である。 https://t.co/nMLKTA0QBn https://t.co/iuwcX1p43S

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