巻号頁・発行日
1792

寛政4(1792)年頃から明治3(1870)年頃までの大小暦など104枚を張り込む。主な絵師は、勝川春潮、葛飾北斎、菱川宗理、歌川国芳、河鍋暁斎など。大小暦は一枚摺りの略暦の一種で、絵暦と呼ぶこともある。太陰太陽暦では1か月は30日(大)か29日(小)であったが、この各月の大小をめでたい図柄や当時評判の芝居などから題材をとって、絵あるいは狂歌、詩などで表した。その趣向は多様であって、アイデアが機智に富むものや、彫り・摺りに凝ったものなど、興味が尽きない。年末に作り、年頭の大小会で仲間と交換したり、年始の挨拶に贈答品として配ったりした。貞享頃から始まり、明和から寛政頃が最盛期。元京都帝国大学総長新城新蔵(1873−1938)の旧蔵書。

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