2 1 0 0 OA 写生物類品図

著者
〔服部雪斎//ほか画〕
出版者

動植物異品24点の図集で、少なくとも8点は博物画家服部雪斎(1807-?)の筆になる。当時珍しかった動物としては、1.最初から8番目の「海象」、これは万延元年(1860)に蝦夷地の川汲(かっくみ)村に漂着したセイウチ。2.連続して6図ある赤いヒレをもつリュウグウノツカイ(龍宮の使)。3.「纏絲魚」(トゲウオ)。4.「海蛆」(ヨウジウオ:タツノオトシゴの仲間)など。同題の特1-3279本(1軸)は本資料とはまったく別の資料。動植物計30点の図で、うち20点は筆跡から幕医栗本丹洲(1756-1834)の描く図である。しかし、珍しいのは「車渠」(シャコガイ)、「鴉亜児大臥児」 (サイチョウの嘴)、「龍蝦ノ一種」(ハコエビか)くらいである。末尾近くにある「丈菊」はヒマワリだが、本種は大き過ぎて下品と嫌われていたらしいので、あまり植えられずに珍しかったのか。(磯野直秀)

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