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太政官牒4通を1軸にしたてる。牒は養老令の公式令(くしきりょう)で定められた公文書の様式の一つ。役所と寺院のやりとりには牒がもっぱら用いられた。これは太政官から東寺に定額僧を補充するため下したもの。破損がはなはだしい文書もあるが、紙面に「太政官印」を2ないし3捺している。定額寺は国家が保護、特典を与えた寺院の資格の一つで、そこに住する一定数の僧侶が定額僧である。根岸武香(1839-1902)収集の冑山文庫旧蔵。

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