3 0 0 0 OA 御馬印 6巻


総計170人の戦国武将の馬印を集める。馬印とは、先陣で大将が馬の側に立てて、居所や陣地を示すもの。彩色方法は、金銀泥などは手彩色だが、朱や藍、胡粉の白などは木版印刷によっているようである。天地や左右下方に見当の跡らしき黒線が見られる。墨刷り印刷と色刷り印刷の両方が使われていることから、18世紀に始まる多色刷り印刷錦絵の源流とみられ、江戸初期の最も重要な彩色刷り資料である。上質の料紙が用いられている。伝本は少ない。特に巻6はこれまで知られておらず、6巻6軸の全巻揃いは当館所蔵本が唯一のものである。

言及状況

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"Ouma-Jirushi" (ca. 1624-44), a scroll depicting the markers raised by each daimyo on the battlefield. All six volumes are now on display. It is good to see the freedom of ideas of the time. Some of the structures are so mysterious. https://t.co/hh7y83hroG
各武将の馬印を描いた巻物『御馬標』(1624-44頃)。国立国会図書館が現存する6巻を公開しているが、当時の発想の自由さを伺い知れて良い。中にはどういう構造なのか分からない不思議なものもある。 https://t.co/nlSpRuvC02

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