49 0 0 0 OA 軍備制限

著者
尾崎行雄 著
出版者
日本評論社
巻号頁・発行日
1929

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世界が縮小して、交通往来が頻繁になり、物資の売買交換が、多大になれば、国際の利害は、愈々錯綜密着して、共通性を帯びて来る。此時期に於ては、愛国心も、古昔と違って、国際心理と和合融会しなければならぬ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 229.
戦争の準備[軍備]に費やすところの金額は、毎年七八十億円の多きに達するが、平和維持のために費すところの金額は、其幾十分の一にも足らないではない乎。…せめて其十分の一でも、平和心理養成の為に費すならば、全世界の人類は、どれだけ幸福になるかも知れない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 19.
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p74
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.228.
一般民衆は、軍事上の知識が乏しいから、専門家が、各種の材料を陳列して、盛んに之[自国の危険]を鼓吹すれば…虚偽の事実に基づいたものであっても、之を看破する力がない。従って軍人の宣伝に乗せられ…軍備充実に必要なる経費だけは支出しようと云う心理状態になる。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.18
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p74
我が同胞中には国際関係に於ては、道理の価値は、極めて僅少であって、万事皆武力に由って決するが如く考えるものが多い。此思想は、軍閥政治や軍国主義の根柢である。此思想があればこそ、彼等軍閥者流は其勢力を維持することが出来るのだ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 83.
我が同胞中には国際関係に於ては、道理の価値は、極めて僅少であって、万事皆武力に由って決するが如く考えるものが多い。此思想は、軍閥政治や軍国主義の根柢である。此思想があればこそ、彼等軍閥者流は其勢力を維持することが出来るのだ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 83.
我が同胞中には国際関係に於ては、道理の価値は、極めて僅少であって、万事皆武力に由って決するが如く考えるものが多い。此思想は、軍閥政治や軍国主義の根柢である。此思想があればこそ、彼等軍閥者流は其勢力を維持することが出来るのだ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 83.
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.230
戦闘心理を普及せしむれば、戦争が来り、平和心理を鼓吹すれば、平和が来る。若し軍人…がなければ、平和を継続すべき場合にも、全国多数の臆病者が、彼等の鼓吹に促されて、乱舞する結果、自国の安全を希望するが為に、却て戦争という最も危険な事態を惹き起すことがあるhttps://t.co/Gi4WSeEWT2, p18
軍人も…其管掌事務を拡張したいのは、当然の心情である。而して其目的を達せんが為には、対手国に野心ある事や、又その武備の強大なる事などを、誇張的に吹聴し、以て自国の危機を流布するようになる。そうしなければ…軍備に多大の経費を支出させる事が出来ないからだ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p17
専制時代ならば、少数なる主治者の達識のため、回避し得べき筈の戦争も、民衆政治の世に在ては、盲目的に之に突進する事があると同時に、主治者に煽動せられて、本来自己の希望せざる戦争を受け売りする事もある…戦争の危険率は、却て民衆政治の方が多い場合も出来る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.26
専制時代ならば、少数なる主治者の達識のため、回避し得べき筈の戦争も、民衆政治の世に在ては、盲目的に之に突進する事があると同時に、主治者に煽動せられて、本来自己の希望せざる戦争を受け売りする事もある…戦争の危険率は、却て民衆政治の方が多い場合も出来る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.26
戦闘心理を普及せしむれば、戦争が来り、平和心理を鼓吹すれば、平和が来る。若し軍人…がなければ、平和を継続すべき場合にも、全国多数の臆病者が、彼等の鼓吹に促されて、乱舞する結果、自国の安全を希望するが為に、却て戦争という最も危険な事態を惹き起すことがあるhttps://t.co/Gi4WSeEWT2, p18
真に自己を愛するものは、他人をも愛せねばならぬ。真に自国を愛するものは、他国と調和しなければならぬ。我より他国を排斥すれば、他国も亦、我を排斥する。彼我互に相い排斥すれば、双方共に損害を招くだけのことで、利益を受ける事は出来ない。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
軍備は、其国民の虚栄心を満足させるためには、偉大な効力があるが、之を安全ならしめるための効力は、意外に少ない。威張るためには便利であるが、…威張ることは…安全の道でもない。露、独、両大帝国の滅亡の最大原因は、武力を頼んで、威張ったのに在る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 72.
現在の我が国人の有する愛国心は、攘夷思想の延長であって、未だ真誠の愛国心に進化していない。故に其所謂る愛国心なるものは、動もすれば国家の禍害を生ずること、昔時の攘夷思想と異なる所がない。畢竟純正なる国民意識が、未だ発達していないからだ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227.
真に自己を愛するものは、他人をも愛せねばならぬ。真に自国を愛するものは、他国と調和しなければならぬ。我より他国を排斥すれば、他国も亦、我を排斥する。彼我互に相い排斥すれば、双方共に損害を招くだけのことで、利益を受ける事は出来ない。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
一般民衆は、軍事上の知識が乏しいから、専門家が、各種の材料を陳列して、盛んに之[自国の危険]を鼓吹すれば…虚偽の事実に基づいたものであっても、之を看破する力がない。従って軍人の宣伝に乗せられ…軍備充実に必要なる経費だけは支出しようと云う心理状態になる。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.18
我が同胞中には国際関係に於ては、道理の価値は、極めて僅少であって、万事皆武力に由って決するが如く考えるものが多い。此思想は、軍閥政治や軍国主義の根柢である。此思想があればこそ、彼等軍閥者流は其勢力を維持することが出来るのだ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 83.
専制時代ならば、少数なる主治者の達識のため、回避し得べき筈の戦争も、民衆政治の世に在ては、盲目的に之に突進する事があると同時に、主治者に煽動せられて、本来自己の希望せざる戦争を受け売りする事もある…戦争の危険率は、却て民衆政治の方が多い場合も出来る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.26
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p74
現在の我が国人の有する愛国心は、攘夷思想の延長であって、未だ真誠の愛国心に進化していない。故に其所謂る愛国心なるものは、動もすれば国家の禍害を生ずること、昔時の攘夷思想と異なる所がない。畢竟純正なる国民意識が、未だ発達していないからだ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227.
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
現在の我が国人の有する愛国心は、攘夷思想の延長であって、未だ真誠の愛国心に進化していない。故に其所謂る愛国心なるものは、動もすれば国家の禍害を生ずること、昔時の攘夷思想と異なる所がない。畢竟純正なる国民意識が、未だ発達していないからだ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227.
軍人も…其管掌事務を拡張したいのは、当然の心情である。而して其目的を達せんが為には、対手国に野心ある事や、又その武備の強大なる事などを、誇張的に吹聴し、以て自国の危機を流布するようになる。そうしなければ…軍備に多大の経費を支出させる事が出来ないからだ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p17
一般民衆は、軍事上の知識が乏しいから、専門家が、各種の材料を陳列して、盛んに之[自国の危険]を鼓吹すれば…虚偽の事実に基づいたものであっても、之を看破する力がない。従って軍人の宣伝に乗せられ…軍備充実に必要なる経費だけは支出しようと云う心理状態になる。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.18
戦争の準備[軍備]に費やすところの金額は、毎年七八十億円の多きに達するが、平和維持のために費すところの金額は、其幾十分の一にも足らないではない乎。…せめて其十分の一でも、平和心理養成の為に費すならば、全世界の人類は、どれだけ幸福になるかも知れない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 19.
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
世界が縮小して、交通往来が頻繁になり、物資の売買交換が、多大になれば、国際の利害は、愈々錯綜密着して、共通性を帯びて来る。此時期に於ては、愛国心も、古昔と違って、国際心理と和合融会しなければならぬ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 229.
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.228.
真に自己を愛するものは、他人をも愛せねばならぬ。真に自国を愛するものは、他国と調和しなければならぬ。我より他国を排斥すれば、他国も亦、我を排斥する。彼我互に相い排斥すれば、双方共に損害を招くだけのことで、利益を受ける事は出来ない。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
一般民衆は、軍事上の知識が乏しいから、専門家が、各種の材料を陳列して、盛んに之[自国の危険]を鼓吹すれば…虚偽の事実に基づいたものであっても、之を看破する力がない。従って軍人の宣伝に乗せられ…軍備充実に必要なる経費だけは支出しようと云う心理状態になる。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.18
軍備の多寡大小は、其国の環境と、経済力に由て、決定すべきものである。 …経済力以上の軍備は、蟷螂の斧や、馴鹿の角のように、進退の自由を拘束しこそすれ、国家防衛の役には立たない…経済力以上の軍備は、戦わずして、其国の寿命を短縮し…之を滅亡させることもある https://t.co/Gi4WSeEWT2, p70
世界が縮小して、交通往来が頻繁になり、物資の売買交換が、多大になれば、国際の利害は、愈々錯綜密着して、共通性を帯びて来る。此時期に於ては、愛国心も、古昔と違って、国際心理と和合融会しなければならぬ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 229.
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p74
戦闘心理を普及せしむれば、戦争が来り、平和心理を鼓吹すれば、平和が来る。若し軍人…がなければ、平和を継続すべき場合にも、全国多数の臆病者が、彼等の鼓吹に促されて、乱舞する結果、自国の安全を希望するが為に、却て戦争という最も危険な事態を惹き起すことがあるhttps://t.co/Gi4WSeEWT2, p18
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
軍備の多寡大小は、其国の環境と、経済力に由て、決定すべきものである。 …経済力以上の軍備は、蟷螂の斧や、馴鹿の角のように、進退の自由を拘束しこそすれ、国家防衛の役には立たない…経済力以上の軍備は、戦わずして、其国の寿命を短縮し…之を滅亡させることもある https://t.co/Gi4WSeEWT2, p70
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
我が国人の大多数は、常に地方のためには、国家を犠牲に供し、政党のためには、国家を犠牲に供している。地方人が、収支の償わない鉄道敷設を要求するが如き…政党内閣が…党利党益の為には、国是を変改するが如き…前後左右右往く所として、其例証を見ざるはない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227-
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.228.
軍人も…其管掌事務を拡張したいのは、当然の心情である。而して其目的を達せんが為には、対手国に野心ある事や、又その武備の強大なる事などを、誇張的に吹聴し、以て自国の危機を流布するようになる。そうしなければ…軍備に多大の経費を支出させる事が出来ないからだ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p17
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
真に自己を愛するものは、他人をも愛せねばならぬ。真に自国を愛するものは、他国と調和しなければならぬ。我より他国を排斥すれば、他国も亦、我を排斥する。彼我互に相い排斥すれば、双方共に損害を招くだけのことで、利益を受ける事は出来ない。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.230
現在の我が国人の有する愛国心は、攘夷思想の延長であって、未だ真誠の愛国心に進化していない。故に其所謂る愛国心なるものは、動もすれば国家の禍害を生ずること、昔時の攘夷思想と異なる所がない。畢竟純正なる国民意識が、未だ発達していないからだ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227.
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
軍備の多寡大小は、其国の環境と、経済力に由て、決定すべきものである。 …経済力以上の軍備は、蟷螂の斧や、馴鹿の角のように、進退の自由を拘束しこそすれ、国家防衛の役には立たない…経済力以上の軍備は、戦わずして、其国の寿命を短縮し…之を滅亡させることもある https://t.co/Gi4WSeEWT2, p70
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p74
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.230
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.228.
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.228.
軍人も…其管掌事務を拡張したいのは、当然の心情である。而して其目的を達せんが為には、対手国に野心ある事や、又その武備の強大なる事などを、誇張的に吹聴し、以て自国の危機を流布するようになる。そうしなければ…軍備に多大の経費を支出させる事が出来ないからだ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p17
一般民衆は、軍事上の知識が乏しいから、専門家が、各種の材料を陳列して、盛んに之[自国の危険]を鼓吹すれば…虚偽の事実に基づいたものであっても、之を看破する力がない。従って軍人の宣伝に乗せられ…軍備充実に必要なる経費だけは支出しようと云う心理状態になる。 https://t.co/Gi4WSeFuIA, p.18
一般民衆は、軍事上の知識が乏しいから、専門家が、各種の材料を陳列して、盛んに之[自国の危険]を鼓吹すれば…虚偽の事実に基づいたものであっても、之を看破する力がない。従って軍人の宣伝に乗せられ…軍備充実に必要なる経費だけは支出しようと云う心理状態になる。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.18
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
真に自己を愛するものは、他人をも愛せねばならぬ。真に自国を愛するものは、他国と調和しなければならぬ。我より他国を排斥すれば、他国も亦、我を排斥する。彼我互に相い排斥すれば、双方共に損害を招くだけのことで、利益を受ける事は出来ない。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
真に自己を愛するものは、他人をも愛せねばならぬ。真に自国を愛するものは、他国と調和しなければならぬ。我より他国を排斥すれば、他国も亦、我を排斥する。彼我互に相い排斥すれば、双方共に損害を招くだけのことで、利益を受ける事は出来ない。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
軍備は、其国民の虚栄心を満足させるためには、偉大な効力があるが、之を安全ならしめるための効力は、意外に少ない。威張るためには便利であるが、…威張ることは…安全の道でもない。露、独、両大帝国の滅亡の最大原因は、武力を頼んで、威張ったのに在る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 72.
軍備は、其国民の虚栄心を満足させるためには、偉大な効力があるが、之を安全ならしめるための効力は、意外に少ない。威張るためには便利であるが、…威張ることは…安全の道でもない。露、独、両大帝国の滅亡の最大原因は、武力を頼んで、威張ったのに在る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 72.
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.228.
戦争の準備[軍備]に費やすところの金額は、毎年七八十億円の多きに達するが、平和維持のために費すところの金額は、其幾十分の一にも足らないではない乎。…せめて其十分の一でも、平和心理養成の為に費すならば、全世界の人類は、どれだけ幸福になるかも知れない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 19.
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
戦争の準備[軍備]に費やすところの金額は、毎年七八十億円の多きに達するが、平和維持のために費すところの金額は、其幾十分の一にも足らないではない乎。…せめて其十分の一でも、平和心理養成の為に費すならば、全世界の人類は、どれだけ幸福になるかも知れない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 19.
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p74
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
専制時代ならば、少数なる主治者の達識のため、回避し得べき筈の戦争も、民衆政治の世に在ては、盲目的に之に突進する事があると同時に、主治者に煽動せられて、本来自己の希望せざる戦争を受け売りする事もある…戦争の危険率は、却て民衆政治の方が多い場合も出来る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.26
一般民衆は、軍事上の知識が乏しいから、専門家が、各種の材料を陳列して、盛んに之[自国の危険]を鼓吹すれば…虚偽の事実に基づいたものであっても、之を看破する力がない。従って軍人の宣伝に乗せられ…軍備充実に必要なる経費だけは支出しようと云う心理状態になる。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.18
軍人も…其管掌事務を拡張したいのは、当然の心情である。而して其目的を達せんが為には、対手国に野心ある事や、又その武備の強大なる事などを、誇張的に吹聴し、以て自国の危機を流布するようになる。そうしなければ…軍備に多大の経費を支出させる事が出来ないからだ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p17
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p74
世界が縮小して、交通往来が頻繁になり、物資の売買交換が、多大になれば、国際の利害は、愈々錯綜密着して、共通性を帯びて来る。此時期に於ては、愛国心も、古昔と違って、国際心理と和合融会しなければならぬ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 229.
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.228.
軍人も…其管掌事務を拡張したいのは、当然の心情である。而して其目的を達せんが為には、対手国に野心ある事や、又その武備の強大なる事などを、誇張的に吹聴し、以て自国の危機を流布するようになる。そうしなければ…軍備に多大の経費を支出させる事が出来ないからだ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p17
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.228.
軍備の多寡大小は、其国の環境と、経済力に由て、決定すべきものである。 …経済力以上の軍備は、蟷螂の斧や、馴鹿の角のように、進退の自由を拘束しこそすれ、国家防衛の役には立たない…経済力以上の軍備は、戦わずして、其国の寿命を短縮し…之を滅亡させることもある https://t.co/Gi4WSeEWT2, p70
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.230
世界が縮小して、交通往来が頻繁になり、物資の売買交換が、多大になれば、国際の利害は、愈々錯綜密着して、共通性を帯びて来る。此時期に於ては、愛国心も、古昔と違って、国際心理と和合融会しなければならぬ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 229.
真に自己を愛するものは、他人をも愛せねばならぬ。真に自国を愛するものは、他国と調和しなければならぬ。我より他国を排斥すれば、他国も亦、我を排斥する。彼我互に相い排斥すれば、双方共に損害を招くだけのことで、利益を受ける事は出来ない。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
戦闘心理を普及せしむれば、戦争が来り、平和心理を鼓吹すれば、平和が来る。若し軍人…がなければ、平和を継続すべき場合にも、全国多数の臆病者が、彼等の鼓吹に促されて、乱舞する結果、自国の安全を希望するが為に、却て戦争という最も危険な事態を惹き起すことがあるhttps://t.co/Gi4WSeEWT2, p18
真に自己を愛するものは、他人をも愛せねばならぬ。真に自国を愛するものは、他国と調和しなければならぬ。我より他国を排斥すれば、他国も亦、我を排斥する。彼我互に相い排斥すれば、双方共に損害を招くだけのことで、利益を受ける事は出来ない。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
専制時代ならば、少数なる主治者の達識のため、回避し得べき筈の戦争も、民衆政治の世に在ては、盲目的に之に突進する事があると同時に、主治者に煽動せられて、本来自己の希望せざる戦争を受け売りする事もある…戦争の危険率は、却て民衆政治の方が多い場合も出来る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.26
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p74
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
現在の我が国人の有する愛国心は、攘夷思想の延長であって、未だ真誠の愛国心に進化していない。故に其所謂る愛国心なるものは、動もすれば国家の禍害を生ずること、昔時の攘夷思想と異なる所がない。畢竟純正なる国民意識が、未だ発達していないからだ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227.
軍備の多寡大小は、其国の環境と、経済力に由て、決定すべきものである。 …経済力以上の軍備は、蟷螂の斧や、馴鹿の角のように、進退の自由を拘束しこそすれ、国家防衛の役には立たない…経済力以上の軍備は、戦わずして、其国の寿命を短縮し…之を滅亡させることもある https://t.co/Gi4WSeEWT2, p70
我が同胞中には国際関係に於ては、道理の価値は、極めて僅少であって、万事皆武力に由って決するが如く考えるものが多い。此思想は、軍閥政治や軍国主義の根柢である。此思想があればこそ、彼等軍閥者流は其勢力を維持することが出来るのだ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 83.
我が同胞中には国際関係に於ては、道理の価値は、極めて僅少であって、万事皆武力に由って決するが如く考えるものが多い。此思想は、軍閥政治や軍国主義の根柢である。此思想があればこそ、彼等軍閥者流は其勢力を維持することが出来るのだ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 83.
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
我が同胞中には国際関係に於ては、道理の価値は、極めて僅少であって、万事皆武力に由って決するが如く考えるものが多い。此思想は、軍閥政治や軍国主義の根柢である。此思想があればこそ、彼等軍閥者流は其勢力を維持することが出来るのだ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 83.
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p74
一般民衆は、軍事上の知識が乏しいから、専門家が、各種の材料を陳列して、盛んに之[自国の危険]を鼓吹すれば…虚偽の事実に基づいたものであっても、之を看破する力がない。従って軍人の宣伝に乗せられ…軍備充実に必要なる経費だけは支出しようと云う心理状態になる。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.18
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.230
真に自己を愛するものは、他人をも愛せねばならぬ。真に自国を愛するものは、他国と調和しなければならぬ。我より他国を排斥すれば、他国も亦、我を排斥する。彼我互に相い排斥すれば、双方共に損害を招くだけのことで、利益を受ける事は出来ない。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
軍備は、其国民の虚栄心を満足させるためには、偉大な効力があるが、之を安全ならしめるための効力は、意外に少ない。威張るためには便利であるが、…威張ることは…安全の道でもない。露、独、両大帝国の滅亡の最大原因は、武力を頼んで、威張ったのに在る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 72.
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p74
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.228.
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.230
現在の我が国人の有する愛国心は、攘夷思想の延長であって、未だ真誠の愛国心に進化していない。故に其所謂る愛国心なるものは、動もすれば国家の禍害を生ずること、昔時の攘夷思想と異なる所がない。畢竟純正なる国民意識が、未だ発達していないからだ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227.
我が国人の大多数は、常に地方のためには、国家を犠牲に供し、政党のためには、国家を犠牲に供している。地方人が、収支の償わない鉄道敷設を要求するが如き…政党内閣が…党利党益の為には、国是を変改するが如き…前後左右右往く所として、其例証を見ざるはない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227-
専制時代ならば、少数なる主治者の達識のため、回避し得べき筈の戦争も、民衆政治の世に在ては、盲目的に之に突進する事があると同時に、主治者に煽動せられて、本来自己の希望せざる戦争を受け売りする事もある…戦争の危険率は、却て民衆政治の方が多い場合も出来る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.26
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p74
戦争の準備[軍備]に費やすところの金額は、毎年七八十億円の多きに達するが、平和維持のために費すところの金額は、其幾十分の一にも足らないではない乎。…せめて其十分の一でも、平和心理養成の為に費すならば、全世界の人類は、どれだけ幸福になるかも知れない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 19.
世界が縮小して、交通往来が頻繁になり、物資の売買交換が、多大になれば、国際の利害は、愈々錯綜密着して、共通性を帯びて来る。此時期に於ては、愛国心も、古昔と違って、国際心理と和合融会しなければならぬ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 229.
一般民衆は、軍事上の知識が乏しいから、専門家が、各種の材料を陳列して、盛んに之[自国の危険]を鼓吹すれば…虚偽の事実に基づいたものであっても、之を看破する力がない。従って軍人の宣伝に乗せられ…軍備充実に必要なる経費だけは支出しようと云う心理状態になる。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.18
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
真に自己を愛するものは、他人をも愛せねばならぬ。真に自国を愛するものは、他国と調和しなければならぬ。我より他国を排斥すれば、他国も亦、我を排斥する。彼我互に相い排斥すれば、双方共に損害を招くだけのことで、利益を受ける事は出来ない。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
我が同胞中には国際関係に於ては、道理の価値は、極めて僅少であって、万事皆武力に由って決するが如く考えるものが多い。此思想は、軍閥政治や軍国主義の根柢である。此思想があればこそ、彼等軍閥者流は其勢力を維持することが出来るのだ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 83.
世界が縮小して、交通往来が頻繁になり、物資の売買交換が、多大になれば、国際の利害は、愈々錯綜密着して、共通性を帯びて来る。此時期に於ては、愛国心も、古昔と違って、国際心理と和合融会しなければならぬ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 229.
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
我が同胞中には国際関係に於ては、道理の価値は、極めて僅少であって、万事皆武力に由って決するが如く考えるものが多い。此思想は、軍閥政治や軍国主義の根柢である。此思想があればこそ、彼等軍閥者流は其勢力を維持することが出来るのだ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 83.
専制時代ならば、少数なる主治者の達識のため、回避し得べき筈の戦争も、民衆政治の世に在ては、盲目的に之に突進する事があると同時に、主治者に煽動せられて、本来自己の希望せざる戦争を受け売りする事もある…戦争の危険率は、却て民衆政治の方が多い場合も出来る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.26
我が国人の大多数は、常に地方のためには、国家を犠牲に供し、政党のためには、国家を犠牲に供している。地方人が、収支の償わない鉄道敷設を要求するが如き…政党内閣が…党利党益の為には、国是を変改するが如き…前後左右右往く所として、其例証を見ざるはない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227-
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
戦闘心理を普及せしむれば、戦争が来り、平和心理を鼓吹すれば、平和が来る。若し軍人…がなければ、平和を継続すべき場合にも、全国多数の臆病者が、彼等の鼓吹に促されて、乱舞する結果、自国の安全を希望するが為に、却て戦争という最も危険な事態を惹き起すことがあるhttps://t.co/Gi4WSeFuIA, p18
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
我が国人の大多数は、常に地方のためには、国家を犠牲に供し、政党のためには、国家を犠牲に供している。地方人が、収支の償わない鉄道敷設を要求するが如き…政党内閣が…党利党益の為には、国是を変改するが如き…前後左右右往く所として、其例証を見ざるはない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227-
世界が縮小して、交通往来が頻繁になり、物資の売買交換が、多大になれば、国際の利害は、愈々錯綜密着して、共通性を帯びて来る。此時期に於ては、愛国心も、古昔と違って、国際心理と和合融会しなければならぬ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 229.
現在の我が国人の有する愛国心は、攘夷思想の延長であって、未だ真誠の愛国心に進化していない。故に其所謂る愛国心なるものは、動もすれば国家の禍害を生ずること、昔時の攘夷思想と異なる所がない。畢竟純正なる国民意識が、未だ発達していないからだ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227.
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
軍人も…其管掌事務を拡張したいのは、当然の心情である。而して其目的を達せんが為には、対手国に野心ある事や、又その武備の強大なる事などを、誇張的に吹聴し、以て自国の危機を流布するようになる。そうしなければ…軍備に多大の経費を支出させる事が出来ないからだ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p17
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
軍備の多寡大小は、其国の環境と、経済力に由て、決定すべきものである。 …経済力以上の軍備は、蟷螂の斧や、馴鹿の角のように、進退の自由を拘束しこそすれ、国家防衛の役には立たない…経済力以上の軍備は、戦わずして、其国の寿命を短縮し…之を滅亡させることもある https://t.co/Gi4WSeEWT2, p70
戦闘心理を普及せしむれば、戦争が来り、平和心理を鼓吹すれば、平和が来る。若し軍人…がなければ、平和を継続すべき場合にも、全国多数の臆病者が、彼等の鼓吹に促されて、乱舞する結果、自国の安全を希望するが為に、却て戦争という最も危険な事態を惹き起すことがあるhttps://t.co/Gi4WSeEWT2, p18
現在の我が国人の有する愛国心は、攘夷思想の延長であって、未だ真誠の愛国心に進化していない。故に其所謂る愛国心なるものは、動もすれば国家の禍害を生ずること、昔時の攘夷思想と異なる所がない。畢竟純正なる国民意識が、未だ発達していないからだ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227.
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p74
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
戦闘心理を普及せしむれば、戦争が来り、平和心理を鼓吹すれば、平和が来る。若し軍人…がなければ、平和を継続すべき場合にも、全国多数の臆病者が、彼等の鼓吹に促されて、乱舞する結果、自国の安全を希望するが為に、却て戦争という最も危険な事態を惹き起すことがあるhttps://t.co/Gi4WSeEWT2, p18
戦争の準備[軍備]に費やすところの金額は、毎年七八十億円の多きに達するが、平和維持のために費すところの金額は、其幾十分の一にも足らないではない乎。…せめて其十分の一でも、平和心理養成の為に費すならば、全世界の人類は、どれだけ幸福になるかも知れない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 19.
軍備は、其国民の虚栄心を満足させるためには、偉大な効力があるが、之を安全ならしめるための効力は、意外に少ない。威張るためには便利であるが、…威張ることは…安全の道でもない。露、独、両大帝国の滅亡の最大原因は、武力を頼んで、威張ったのに在る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 72.
現在の我が国人の有する愛国心は、攘夷思想の延長であって、未だ真誠の愛国心に進化していない。故に其所謂る愛国心なるものは、動もすれば国家の禍害を生ずること、昔時の攘夷思想と異なる所がない。畢竟純正なる国民意識が、未だ発達していないからだ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227.
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
軍備は、其国民の虚栄心を満足させるためには、偉大な効力があるが、之を安全ならしめるための効力は、意外に少ない。威張るためには便利であるが、…威張ることは…安全の道でもない。露、独、両大帝国の滅亡の最大原因は、武力を頼んで、威張ったのに在る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 72.
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSeFuIA, p.230
我が国人の大多数は、常に地方のためには、国家を犠牲に供し、政党のためには、国家を犠牲に供している。地方人が、収支の償わない鉄道敷設を要求するが如き…政党内閣が…党利党益の為には、国是を変改するが如き…前後左右右往く所として、其例証を見ざるはない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227-
我が同胞中には国際関係に於ては、道理の価値は、極めて僅少であって、万事皆武力に由って決するが如く考えるものが多い。此思想は、軍閥政治や軍国主義の根柢である。此思想があればこそ、彼等軍閥者流は其勢力を維持することが出来るのだ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 83.
戦闘心理を普及せしむれば、戦争が来り、平和心理を鼓吹すれば、平和が来る。若し軍人…がなければ、平和を継続すべき場合にも、全国多数の臆病者が、彼等の鼓吹に促されて、乱舞する結果、自国の安全を希望するが為に、却て戦争という最も危険な事態を惹き起すことがあるhttps://t.co/Gi4WSeEWT2, p18
専制時代ならば、少数なる主治者の達識のため、回避し得べき筈の戦争も、民衆政治の世に在ては、盲目的に之に突進する事があると同時に、主治者に煽動せられて、本来自己の希望せざる戦争を受け売りする事もある…戦争の危険率は、却て民衆政治の方が多い場合も出来る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.26
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
戦争の準備[軍備]に費やすところの金額は、毎年七八十億円の多きに達するが、平和維持のために費すところの金額は、其幾十分の一にも足らないではない乎。…せめて其十分の一でも、平和心理養成の為に費すならば、全世界の人類は、どれだけ幸福になるかも知れない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 19.
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
戦争の準備[軍備]に費やすところの金額は、毎年七八十億円の多きに達するが、平和維持のために費すところの金額は、其幾十分の一にも足らないではない乎。…せめて其十分の一でも、平和心理養成の為に費すならば、全世界の人類は、どれだけ幸福になるかも知れない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 19.
戦闘心理を普及せしむれば、戦争が来り、平和心理を鼓吹すれば、平和が来る。若し軍人…がなければ、平和を継続すべき場合にも、全国多数の臆病者が、彼等の鼓吹に促されて、乱舞する結果、自国の安全を希望するが為に、却て戦争という最も危険な事態を惹き起すことがあるhttps://t.co/Gi4WSeEWT2, p18
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
軍人も…其管掌事務を拡張したいのは、当然の心情である。而して其目的を達せんが為には、対手国に野心ある事や、又その武備の強大なる事などを、誇張的に吹聴し、以て自国の危機を流布するようになる。そうしなければ…軍備に多大の経費を支出させる事が出来ないからだ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p17
軍備は、其国民の虚栄心を満足させるためには、偉大な効力があるが、之を安全ならしめるための効力は、意外に少ない。威張るためには便利であるが、…威張ることは…安全の道でもない。露、独、両大帝国の滅亡の最大原因は、武力を頼んで、威張ったのに在る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 72.
戦闘心理を普及せしむれば、戦争が来り、平和心理を鼓吹すれば、平和が来る。若し軍人…がなければ、平和を継続すべき場合にも、全国多数の臆病者が、彼等の鼓吹に促されて、乱舞する結果、自国の安全を希望するが為に、却て戦争という最も危険な事態を惹き起すことがあるhttps://t.co/Gi4WSeFuIA, p18
我が同胞中には国際関係に於ては、道理の価値は、極めて僅少であって、万事皆武力に由って決するが如く考えるものが多い。此思想は、軍閥政治や軍国主義の根柢である。此思想があればこそ、彼等軍閥者流は其勢力を維持することが出来るのだ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 83.
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
軍備の多寡大小は、其国の環境と、経済力に由て、決定すべきものである。 …経済力以上の軍備は、蟷螂の斧や、馴鹿の角のように、進退の自由を拘束しこそすれ、国家防衛の役には立たない…経済力以上の軍備は、戦わずして、其国の寿命を短縮し…之を滅亡させることもある https://t.co/Gi4WSeEWT2, p70
軍備は、其国民の虚栄心を満足させるためには、偉大な効力があるが、之を安全ならしめるための効力は、意外に少ない。威張るためには便利であるが、…威張ることは…安全の道でもない。露、独、両大帝国の滅亡の最大原因は、武力を頼んで、威張ったのに在る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 72.
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
我が国人の大多数は、常に地方のためには、国家を犠牲に供し、政党のためには、国家を犠牲に供している。地方人が、収支の償わない鉄道敷設を要求するが如き…政党内閣が…党利党益の為には、国是を変改するが如き…前後左右右往く所として、其例証を見ざるはない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227-
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p74
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p74
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
我が国人の大多数は、常に地方のためには、国家を犠牲に供し、政党のためには、国家を犠牲に供している。地方人が、収支の償わない鉄道敷設を要求するが如き…政党内閣が…党利党益の為には、国是を変改するが如き…前後左右右往く所として、其例証を見ざるはない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227-
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
我が同胞中には国際関係に於ては、道理の価値は、極めて僅少であって、万事皆武力に由って決するが如く考えるものが多い。此思想は、軍閥政治や軍国主義の根柢である。此思想があればこそ、彼等軍閥者流は其勢力を維持することが出来るのだ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 83.
我が同胞中には国際関係に於ては、道理の価値は、極めて僅少であって、万事皆武力に由って決するが如く考えるものが多い。此思想は、軍閥政治や軍国主義の根柢である。此思想があればこそ、彼等軍閥者流は其勢力を維持することが出来るのだ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 83.
戦闘心理を普及せしむれば、戦争が来り、平和心理を鼓吹すれば、平和が来る。若し軍人…がなければ、平和を継続すべき場合にも、全国多数の臆病者が、彼等の鼓吹に促されて、乱舞する結果、自国の安全を希望するが為に、却て戦争という最も危険な事態を惹き起すことがあるhttps://t.co/Gi4WSeEWT2, p18
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.228.
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.230
現在の我が国人の有する愛国心は、攘夷思想の延長であって、未だ真誠の愛国心に進化していない。故に其所謂る愛国心なるものは、動もすれば国家の禍害を生ずること、昔時の攘夷思想と異なる所がない。畢竟純正なる国民意識が、未だ発達していないからだ。 https://t.co/Gi4WSeFuIA, p. 227.
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.230
我が国人の大多数は、常に地方のためには、国家を犠牲に供し、政党のためには、国家を犠牲に供している。地方人が、収支の償わない鉄道敷設を要求するが如き…政党内閣が…党利党益の為には、国是を変改するが如き…前後左右右往く所として、其例証を見ざるはない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227-
真に自己を愛するものは、他人をも愛せねばならぬ。真に自国を愛するものは、他国と調和しなければならぬ。我より他国を排斥すれば、他国も亦、我を排斥する。彼我互に相い排斥すれば、双方共に損害を招くだけのことで、利益を受ける事は出来ない。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.230
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
我が同胞中には国際関係に於ては、道理の価値は、極めて僅少であって、万事皆武力に由って決するが如く考えるものが多い。此思想は、軍閥政治や軍国主義の根柢である。此思想があればこそ、彼等軍閥者流は其勢力を維持することが出来るのだ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 83.
一般民衆は、軍事上の知識が乏しいから、専門家が、各種の材料を陳列して、盛んに之[自国の危険]を鼓吹すれば…虚偽の事実に基づいたものであっても、之を看破する力がない。従って軍人の宣伝に乗せられ…軍備充実に必要なる経費だけは支出しようと云う心理状態になる。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.18
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
軍備は、其国民の虚栄心を満足させるためには、偉大な効力があるが、之を安全ならしめるための効力は、意外に少ない。威張るためには便利であるが、…威張ることは…安全の道でもない。露、独、両大帝国の滅亡の最大原因は、武力を頼んで、威張ったのに在る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 72.
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
戦闘心理を普及せしむれば、戦争が来り、平和心理を鼓吹すれば、平和が来る。若し軍人…がなければ、平和を継続すべき場合にも、全国多数の臆病者が、彼等の鼓吹に促されて、乱舞する結果、自国の安全を希望するが為に、却て戦争という最も危険な事態を惹き起すことがあるhttps://t.co/Gi4WSeEWT2, p18
軍備の多寡大小は、其国の環境と、経済力に由て、決定すべきものである。 …経済力以上の軍備は、蟷螂の斧や、馴鹿の角のように、進退の自由を拘束しこそすれ、国家防衛の役には立たない…経済力以上の軍備は、戦わずして、其国の寿命を短縮し…之を滅亡させることもある https://t.co/Gi4WSeEWT2, p70
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSenlus, p.226.
軍備は、其国民の虚栄心を満足させるためには、偉大な効力があるが、之を安全ならしめるための効力は、意外に少ない。威張るためには便利であるが、…威張ることは…安全の道でもない。露、独、両大帝国の滅亡の最大原因は、武力を頼んで、威張ったのに在る。 https://t.co/Gi4WSenlus, p. 72.
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p74
世界が縮小して、交通往来が頻繁になり、物資の売買交換が、多大になれば、国際の利害は、愈々錯綜密着して、共通性を帯びて来る。此時期に於ては、愛国心も、古昔と違って、国際心理と和合融会しなければならぬ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSenlus, p. 229.
戦闘心理を普及せしむれば、戦争が来り、平和心理を鼓吹すれば、平和が来る。若し軍人…がなければ、平和を継続すべき場合にも、全国多数の臆病者が、彼等の鼓吹に促されて、乱舞する結果、自国の安全を希望するが為に、却て戦争という最も危険な事態を惹き起すことがあるhttps://t.co/Gi4WSeEWT2, p18
真に自己を愛するものは、他人をも愛せねばならぬ。真に自国を愛するものは、他国と調和しなければならぬ。我より他国を排斥すれば、他国も亦、我を排斥する。彼我互に相い排斥すれば、双方共に損害を招くだけのことで、利益を受ける事は出来ない。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeFuIA, p.226.
一般民衆は、軍事上の知識が乏しいから、専門家が、各種の材料を陳列して、盛んに之[自国の危険]を鼓吹すれば…虚偽の事実に基づいたものであっても、之を看破する力がない。従って軍人の宣伝に乗せられ…軍備充実に必要なる経費だけは支出しようと云う心理状態になる。 https://t.co/Gi4WSeFuIA, p.18
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.230
戦争の準備[軍備]に費やすところの金額は、毎年七八十億円の多きに達するが、平和維持のために費すところの金額は、其幾十分の一にも足らないではない乎。…せめて其十分の一でも、平和心理養成の為に費すならば、全世界の人類は、どれだけ幸福になるかも知れない。 https://t.co/Gi4WSeFuIA, p. 19.
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeFuIA, p.29.
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSeFuIA, p.230
真に自己を愛するものは、他人をも愛せねばならぬ。真に自国を愛するものは、他国と調和しなければならぬ。我より他国を排斥すれば、他国も亦、我を排斥する。彼我互に相い排斥すれば、双方共に損害を招くだけのことで、利益を受ける事は出来ない。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
一般民衆は、軍事上の知識が乏しいから、専門家が、各種の材料を陳列して、盛んに之[自国の危険]を鼓吹すれば…虚偽の事実に基づいたものであっても、之を看破する力がない。従って軍人の宣伝に乗せられ…軍備充実に必要なる経費だけは支出しようと云う心理状態になる。 https://t.co/Gi4WSenlus, p.18
世界が縮小して、交通往来が頻繁になり、物資の売買交換が、多大になれば、国際の利害は、愈々錯綜密着して、共通性を帯びて来る。此時期に於ては、愛国心も、古昔と違って、国際心理と和合融会しなければならぬ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 229.
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSenlus, p74
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSeFuIA, p.230
現在の我が国人の有する愛国心は、攘夷思想の延長であって、未だ真誠の愛国心に進化していない。故に其所謂る愛国心なるものは、動もすれば国家の禍害を生ずること、昔時の攘夷思想と異なる所がない。畢竟純正なる国民意識が、未だ発達していないからだ。 https://t.co/Gi4WSenlus, p. 227.
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.230
戦争の準備[軍備]に費やすところの金額は、毎年七八十億円の多きに達するが、平和維持のために費すところの金額は、其幾十分の一にも足らないではない乎。…せめて其十分の一でも、平和心理養成の為に費すならば、全世界の人類は、どれだけ幸福になるかも知れない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 19.
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
我が同胞中には国際関係に於ては、道理の価値は、極めて僅少であって、万事皆武力に由って決するが如く考えるものが多い。此思想は、軍閥政治や軍国主義の根柢である。此思想があればこそ、彼等軍閥者流は其勢力を維持することが出来るのだ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSenlus, p. 83.
戦闘心理を普及せしむれば、戦争が来り、平和心理を鼓吹すれば、平和が来る。若し軍人…がなければ、平和を継続すべき場合にも、全国多数の臆病者が、彼等の鼓吹に促されて、乱舞する結果、自国の安全を希望するが為に、却て戦争という最も危険な事態を惹き起すことがあるhttps://t.co/Gi4WSeEWT2, p18
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p74
専制時代ならば、少数なる主治者の達識のため、回避し得べき筈の戦争も、民衆政治の世に在ては、盲目的に之に突進する事があると同時に、主治者に煽動せられて、本来自己の希望せざる戦争を受け売りする事もある…戦争の危険率は、却て民衆政治の方が多い場合も出来る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.26
軍人も…其管掌事務を拡張したいのは、当然の心情である。而して其目的を達せんが為には、対手国に野心ある事や、又その武備の強大なる事などを、誇張的に吹聴し、以て自国の危機を流布するようになる。そうしなければ…軍備に多大の経費を支出させる事が出来ないからだ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p17
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.230
世界が縮小して、交通往来が頻繁になり、物資の売買交換が、多大になれば、国際の利害は、愈々錯綜密着して、共通性を帯びて来る。此時期に於ては、愛国心も、古昔と違って、国際心理と和合融会しなければならぬ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 229.
現在の我が国人の有する愛国心は、攘夷思想の延長であって、未だ真誠の愛国心に進化していない。故に其所謂る愛国心なるものは、動もすれば国家の禍害を生ずること、昔時の攘夷思想と異なる所がない。畢竟純正なる国民意識が、未だ発達していないからだ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227.
現在の我が国人の有する愛国心は、攘夷思想の延長であって、未だ真誠の愛国心に進化していない。故に其所謂る愛国心なるものは、動もすれば国家の禍害を生ずること、昔時の攘夷思想と異なる所がない。畢竟純正なる国民意識が、未だ発達していないからだ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227.
軍備の多寡大小は、其国の環境と、経済力に由て、決定すべきものである。 …経済力以上の軍備は、蟷螂の斧や、馴鹿の角のように、進退の自由を拘束しこそすれ、国家防衛の役には立たない…経済力以上の軍備は、戦わずして、其国の寿命を短縮し…之を滅亡させることもある https://t.co/Gi4WSeEWT2, p70
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSenlus, p.230
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSenlus, p74
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSenlus, p74
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSenlus, p.29.
軍人も…其管掌事務を拡張したいのは、当然の心情である。而して其目的を達せんが為には、対手国に野心ある事や、又その武備の強大なる事などを、誇張的に吹聴し、以て自国の危機を流布するようになる。そうしなければ…軍備に多大の経費を支出させる事が出来ないからだ https://t.co/Gi4WSeFuIA, p17
戦争の準備[軍備]に費やすところの金額は、毎年七八十億円の多きに達するが、平和維持のために費すところの金額は、其幾十分の一にも足らないではない乎。…せめて其十分の一でも、平和心理養成の為に費すならば、全世界の人類は、どれだけ幸福になるかも知れない。 https://t.co/Gi4WSenlus, p. 19.
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeFuIA, p.226.
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.230
専制時代ならば、少数なる主治者の達識のため、回避し得べき筈の戦争も、民衆政治の世に在ては、盲目的に之に突進する事があると同時に、主治者に煽動せられて、本来自己の希望せざる戦争を受け売りする事もある…戦争の危険率は、却て民衆政治の方が多い場合も出来る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.26
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
専制時代ならば、少数なる主治者の達識のため、回避し得べき筈の戦争も、民衆政治の世に在ては、盲目的に之に突進する事があると同時に、主治者に煽動せられて、本来自己の希望せざる戦争を受け売りする事もある…戦争の危険率は、却て民衆政治の方が多い場合も出来る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.26
戦争の準備[軍備]に費やすところの金額は、毎年七八十億円の多きに達するが、平和維持のために費すところの金額は、其幾十分の一にも足らないではない乎。…せめて其十分の一でも、平和心理養成の為に費すならば、全世界の人類は、どれだけ幸福になるかも知れない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 19.
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.230
軍人も…其管掌事務を拡張したいのは、当然の心情である。而して其目的を達せんが為には、対手国に野心ある事や、又その武備の強大なる事などを、誇張的に吹聴し、以て自国の危機を流布するようになる。そうしなければ…軍備に多大の経費を支出させる事が出来ないからだ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p17
軍備は、其国民の虚栄心を満足させるためには、偉大な効力があるが、之を安全ならしめるための効力は、意外に少ない。威張るためには便利であるが、…威張ることは…安全の道でもない。露、独、両大帝国の滅亡の最大原因は、武力を頼んで、威張ったのに在る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 72.
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.228.
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeFuIA, p.226.
軍備の多寡大小は、其国の環境と、経済力に由て、決定すべきものである。 …経済力以上の軍備は、蟷螂の斧や、馴鹿の角のように、進退の自由を拘束しこそすれ、国家防衛の役には立たない…経済力以上の軍備は、戦わずして、其国の寿命を短縮し…之を滅亡させることもある https://t.co/Gi4WSeEWT2, p70
戦闘心理を普及せしむれば、戦争が来り、平和心理を鼓吹すれば、平和が来る。若し軍人…がなければ、平和を継続すべき場合にも、全国多数の臆病者が、彼等の鼓吹に促されて、乱舞する結果、自国の安全を希望するが為に、却て戦争という最も危険な事態を惹き起すことがあるhttps://t.co/Gi4WSeEWT2, p18
戦争の準備[軍備]に費やすところの金額は、毎年七八十億円の多きに達するが、平和維持のために費すところの金額は、其幾十分の一にも足らないではない乎。…せめて其十分の一でも、平和心理養成の為に費すならば、全世界の人類は、どれだけ幸福になるかも知れない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 19.
専制時代ならば、少数なる主治者の達識のため、回避し得べき筈の戦争も、民衆政治の世に在ては、盲目的に之に突進する事があると同時に、主治者に煽動せられて、本来自己の希望せざる戦争を受け売りする事もある…戦争の危険率は、却て民衆政治の方が多い場合も出来る。 https://t.co/Gi4WSeFuIA, p.26
軍備は、其国民の虚栄心を満足させるためには、偉大な効力があるが、之を安全ならしめるための効力は、意外に少ない。威張るためには便利であるが、…威張ることは…安全の道でもない。露、独、両大帝国の滅亡の最大原因は、武力を頼んで、威張ったのに在る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 72.
軍備は、其国民の虚栄心を満足させるためには、偉大な効力があるが、之を安全ならしめるための効力は、意外に少ない。威張るためには便利であるが、…威張ることは…安全の道でもない。露、独、両大帝国の滅亡の最大原因は、武力を頼んで、威張ったのに在る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 72.
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
専制時代ならば、少数なる主治者の達識のため、回避し得べき筈の戦争も、民衆政治の世に在ては、盲目的に之に突進する事があると同時に、主治者に煽動せられて、本来自己の希望せざる戦争を受け売りする事もある…戦争の危険率は、却て民衆政治の方が多い場合も出来る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.26
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p74
軍備の多寡大小は、其国の環境と、経済力に由て、決定すべきものである。 …経済力以上の軍備は、蟷螂の斧や、馴鹿の角のように、進退の自由を拘束しこそすれ、国家防衛の役には立たない…経済力以上の軍備は、戦わずして、其国の寿命を短縮し…之を滅亡させることもある https://t.co/Gi4WSeEWT2, p70
軍備の多寡大小は、其国の環境と、経済力に由て、決定すべきものである。 …経済力以上の軍備は、蟷螂の斧や、馴鹿の角のように、進退の自由を拘束しこそすれ、国家防衛の役には立たない…経済力以上の軍備は、戦わずして、其国の寿命を短縮し…之を滅亡させることもある https://t.co/Gi4WSeFuIA, p70
現在の我が国人の有する愛国心は、攘夷思想の延長であって、未だ真誠の愛国心に進化していない。故に其所謂る愛国心なるものは、動もすれば国家の禍害を生ずること、昔時の攘夷思想と異なる所がない。畢竟純正なる国民意識が、未だ発達していないからだ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227.
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
一般民衆は、軍事上の知識が乏しいから、専門家が、各種の材料を陳列して、盛んに之[自国の危険]を鼓吹すれば…虚偽の事実に基づいたものであっても、之を看破する力がない。従って軍人の宣伝に乗せられ…軍備充実に必要なる経費だけは支出しようと云う心理状態になる。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.18
世界が縮小して、交通往来が頻繁になり、物資の売買交換が、多大になれば、国際の利害は、愈々錯綜密着して、共通性を帯びて来る。此時期に於ては、愛国心も、古昔と違って、国際心理と和合融会しなければならぬ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 229.
一般民衆は、軍事上の知識が乏しいから、専門家が、各種の材料を陳列して、盛んに之[自国の危険]を鼓吹すれば…虚偽の事実に基づいたものであっても、之を看破する力がない。従って軍人の宣伝に乗せられ…軍備充実に必要なる経費だけは支出しようと云う心理状態になる。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.18
軍備は、其国民の虚栄心を満足させるためには、偉大な効力があるが、之を安全ならしめるための効力は、意外に少ない。威張るためには便利であるが、…威張ることは…安全の道でもない。露、独、両大帝国の滅亡の最大原因は、武力を頼んで、威張ったのに在る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 72.
専制時代ならば、少数なる主治者の達識のため、回避し得べき筈の戦争も、民衆政治の世に在ては、盲目的に之に突進する事があると同時に、主治者に煽動せられて、本来自己の希望せざる戦争を受け売りする事もある…戦争の危険率は、却て民衆政治の方が多い場合も出来る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.26
我が国人の大多数は、常に地方のためには、国家を犠牲に供し、政党のためには、国家を犠牲に供している。地方人が、収支の償わない鉄道敷設を要求するが如き…政党内閣が…党利党益の為には、国是を変改するが如き…前後左右右往く所として、其例証を見ざるはない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227-
一般民衆は、軍事上の知識が乏しいから、専門家が、各種の材料を陳列して、盛んに之[自国の危険]を鼓吹すれば…虚偽の事実に基づいたものであっても、之を看破する力がない。従って軍人の宣伝に乗せられ…軍備充実に必要なる経費だけは支出しようと云う心理状態になる。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.18
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
世界が縮小して、交通往来が頻繁になり、物資の売買交換が、多大になれば、国際の利害は、愈々錯綜密着して、共通性を帯びて来る。此時期に於ては、愛国心も、古昔と違って、国際心理と和合融会しなければならぬ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 229.
我が国人の大多数は、常に地方のためには、国家を犠牲に供し、政党のためには、国家を犠牲に供している。地方人が、収支の償わない鉄道敷設を要求するが如き…政党内閣が…党利党益の為には、国是を変改するが如き…前後左右右往く所として、其例証を見ざるはない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227-
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.228.
我が同胞中には国際関係に於ては、道理の価値は、極めて僅少であって、万事皆武力に由って決するが如く考えるものが多い。此思想は、軍閥政治や軍国主義の根柢である。此思想があればこそ、彼等軍閥者流は其勢力を維持することが出来るのだ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 83.
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeFuIA, p.226.
戦争の準備[軍備]に費やすところの金額は、毎年七八十億円の多きに達するが、平和維持のために費すところの金額は、其幾十分の一にも足らないではない乎。…せめて其十分の一でも、平和心理養成の為に費すならば、全世界の人類は、どれだけ幸福になるかも知れない。 https://t.co/Gi4WSeFuIA, p. 19.
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSenlus, p.228.
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeFuIA, p.228.
軍人も…其管掌事務を拡張したいのは、当然の心情である。而して其目的を達せんが為には、対手国に野心ある事や、又その武備の強大なる事などを、誇張的に吹聴し、以て自国の危機を流布するようになる。そうしなければ…軍備に多大の経費を支出させる事が出来ないからだ https://t.co/Gi4WSeFuIA, p17
現在の我が国人の有する愛国心は、攘夷思想の延長であって、未だ真誠の愛国心に進化していない。故に其所謂る愛国心なるものは、動もすれば国家の禍害を生ずること、昔時の攘夷思想と異なる所がない。畢竟純正なる国民意識が、未だ発達していないからだ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227.
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
一般民衆は、軍事上の知識が乏しいから、専門家が、各種の材料を陳列して、盛んに之[自国の危険]を鼓吹すれば…虚偽の事実に基づいたものであっても、之を看破する力がない。従って軍人の宣伝に乗せられ…軍備充実に必要なる経費だけは支出しようと云う心理状態になる。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.18
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p74
軍備は、其国民の虚栄心を満足させるためには、偉大な効力があるが、之を安全ならしめるための効力は、意外に少ない。威張るためには便利であるが、…威張ることは…安全の道でもない。露、独、両大帝国の滅亡の最大原因は、武力を頼んで、威張ったのに在る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 72.
軍備の多寡大小は、其国の環境と、経済力に由て、決定すべきものである。 …経済力以上の軍備は、蟷螂の斧や、馴鹿の角のように、進退の自由を拘束しこそすれ、国家防衛の役には立たない…経済力以上の軍備は、戦わずして、其国の寿命を短縮し…之を滅亡させることもある https://t.co/Gi4WSeEWT2, p70
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.228.
軍備の多寡大小は、其国の環境と、経済力に由て、決定すべきものである。 …経済力以上の軍備は、蟷螂の斧や、馴鹿の角のように、進退の自由を拘束しこそすれ、国家防衛の役には立たない…経済力以上の軍備は、戦わずして、其国の寿命を短縮し…之を滅亡させることもある https://t.co/Gi4WSeEWT2, p70
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.230
現在の我が国人の有する愛国心は、攘夷思想の延長であって、未だ真誠の愛国心に進化していない。故に其所謂る愛国心なるものは、動もすれば国家の禍害を生ずること、昔時の攘夷思想と異なる所がない。畢竟純正なる国民意識が、未だ発達していないからだ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227.
世界が縮小して、交通往来が頻繁になり、物資の売買交換が、多大になれば、国際の利害は、愈々錯綜密着して、共通性を帯びて来る。此時期に於ては、愛国心も、古昔と違って、国際心理と和合融会しなければならぬ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 229.
世界が縮小して、交通往来が頻繁になり、物資の売買交換が、多大になれば、国際の利害は、愈々錯綜密着して、共通性を帯びて来る。此時期に於ては、愛国心も、古昔と違って、国際心理と和合融会しなければならぬ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 229.
世界が縮小して、交通往来が頻繁になり、物資の売買交換が、多大になれば、国際の利害は、愈々錯綜密着して、共通性を帯びて来る。此時期に於ては、愛国心も、古昔と違って、国際心理と和合融会しなければならぬ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 229.
軍備は、其国民の虚栄心を満足させるためには、偉大な効力があるが、之を安全ならしめるための効力は、意外に少ない。威張るためには便利であるが、…威張ることは…安全の道でもない。露、独、両大帝国の滅亡の最大原因は、武力を頼んで、威張ったのに在る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 72.
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
世界が縮小して、交通往来が頻繁になり、物資の売買交換が、多大になれば、国際の利害は、愈々錯綜密着して、共通性を帯びて来る。此時期に於ては、愛国心も、古昔と違って、国際心理と和合融会しなければならぬ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 229.
軍備の多寡大小は、其国の環境と、経済力に由て、決定すべきものである。 …経済力以上の軍備は、蟷螂の斧や、馴鹿の角のように、進退の自由を拘束しこそすれ、国家防衛の役には立たない…経済力以上の軍備は、戦わずして、其国の寿命を短縮し…之を滅亡させることもある https://t.co/Gi4WSeEWT2, p70
現在の我が国人の有する愛国心は、攘夷思想の延長であって、未だ真誠の愛国心に進化していない。故に其所謂る愛国心なるものは、動もすれば国家の禍害を生ずること、昔時の攘夷思想と異なる所がない。畢竟純正なる国民意識が、未だ発達していないからだ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227.
戦争の準備[軍備]に費やすところの金額は、毎年七八十億円の多きに達するが、平和維持のために費すところの金額は、其幾十分の一にも足らないではない乎。…せめて其十分の一でも、平和心理養成の為に費すならば、全世界の人類は、どれだけ幸福になるかも知れない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 19.
戦争の準備[軍備]に費やすところの金額は、毎年七八十億円の多きに達するが、平和維持のために費すところの金額は、其幾十分の一にも足らないではない乎。…せめて其十分の一でも、平和心理養成の為に費すならば、全世界の人類は、どれだけ幸福になるかも知れない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 19.
一般民衆は、軍事上の知識が乏しいから、専門家が、各種の材料を陳列して、盛んに之[自国の危険]を鼓吹すれば…虚偽の事実に基づいたものであっても、之を看破する力がない。従って軍人の宣伝に乗せられ…軍備充実に必要なる経費だけは支出しようと云う心理状態になる。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.18
世界が縮小して、交通往来が頻繁になり、物資の売買交換が、多大になれば、国際の利害は、愈々錯綜密着して、共通性を帯びて来る。此時期に於ては、愛国心も、古昔と違って、国際心理と和合融会しなければならぬ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 229.
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.230
軍備は、其国民の虚栄心を満足させるためには、偉大な効力があるが、之を安全ならしめるための効力は、意外に少ない。威張るためには便利であるが、…威張ることは…安全の道でもない。露、独、両大帝国の滅亡の最大原因は、武力を頼んで、威張ったのに在る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 72.
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
一般民衆は、軍事上の知識が乏しいから、専門家が、各種の材料を陳列して、盛んに之[自国の危険]を鼓吹すれば…虚偽の事実に基づいたものであっても、之を看破する力がない。従って軍人の宣伝に乗せられ…軍備充実に必要なる経費だけは支出しようと云う心理状態になる。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.18
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.230
我が同胞中には国際関係に於ては、道理の価値は、極めて僅少であって、万事皆武力に由って決するが如く考えるものが多い。此思想は、軍閥政治や軍国主義の根柢である。此思想があればこそ、彼等軍閥者流は其勢力を維持することが出来るのだ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSenlus, p. 83.
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.228.
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p74
軍備の多寡大小は、其国の環境と、経済力に由て、決定すべきものである。 …経済力以上の軍備は、蟷螂の斧や、馴鹿の角のように、進退の自由を拘束しこそすれ、国家防衛の役には立たない…経済力以上の軍備は、戦わずして、其国の寿命を短縮し…之を滅亡させることもある https://t.co/Gi4WSeEWT2, p70
真に自己を愛するものは、他人をも愛せねばならぬ。真に自国を愛するものは、他国と調和しなければならぬ。我より他国を排斥すれば、他国も亦、我を排斥する。彼我互に相い排斥すれば、双方共に損害を招くだけのことで、利益を受ける事は出来ない。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
現在の我が国人の有する愛国心は、攘夷思想の延長であって、未だ真誠の愛国心に進化していない。故に其所謂る愛国心なるものは、動もすれば国家の禍害を生ずること、昔時の攘夷思想と異なる所がない。畢竟純正なる国民意識が、未だ発達していないからだ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227.
[日本は]武力的には、世界無類の発展を遂げながら、生活は、却て一層苦境に陥った!!怪奇!!不可思議!!!これは何を証明する乎。 一方に於ては、経済問題は武力に由て解決し得可らざることを証明し、他方に於ては、経済を犠牲にして、軍備を拡張しすぎたことを証明する。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.29.
軍備は、其国民の虚栄心を満足させるためには、偉大な効力があるが、之を安全ならしめるための効力は、意外に少ない。威張るためには便利であるが、…威張ることは…安全の道でもない。露、独、両大帝国の滅亡の最大原因は、武力を頼んで、威張ったのに在る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 72.
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p74
専制時代ならば、少数なる主治者の達識のため、回避し得べき筈の戦争も、民衆政治の世に在ては、盲目的に之に突進する事があると同時に、主治者に煽動せられて、本来自己の希望せざる戦争を受け売りする事もある…戦争の危険率は、却て民衆政治の方が多い場合も出来る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.26
戦争の準備[軍備]に費やすところの金額は、毎年七八十億円の多きに達するが、平和維持のために費すところの金額は、其幾十分の一にも足らないではない乎。…せめて其十分の一でも、平和心理養成の為に費すならば、全世界の人類は、どれだけ幸福になるかも知れない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 19.
真に自己を愛するものは、他人をも愛せねばならぬ。真に自国を愛するものは、他国と調和しなければならぬ。我より他国を排斥すれば、他国も亦、我を排斥する。彼我互に相い排斥すれば、双方共に損害を招くだけのことで、利益を受ける事は出来ない。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
現在は[支露勢力喪失し]…先方から[日本に]仕掛ける国はない。其上、日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p74
我が国人の大多数は、常に地方のためには、国家を犠牲に供し、政党のためには、国家を犠牲に供している。地方人が、収支の償わない鉄道敷設を要求するが如き…政党内閣が…党利党益の為には、国是を変改するが如き…前後左右右往く所として、其例証を見ざるはない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 227-
我が同胞中には国際関係に於ては、道理の価値は、極めて僅少であって、万事皆武力に由って決するが如く考えるものが多い。此思想は、軍閥政治や軍国主義の根柢である。此思想があればこそ、彼等軍閥者流は其勢力を維持することが出来るのだ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 83.
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
世界が縮小して、交通往来が頻繁になり、物資の売買交換が、多大になれば、国際の利害は、愈々錯綜密着して、共通性を帯びて来る。此時期に於ては、愛国心も、古昔と違って、国際心理と和合融会しなければならぬ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 229.
戦争の準備[軍備]に費やすところの金額は、毎年七八十億円の多きに達するが、平和維持のために費すところの金額は、其幾十分の一にも足らないではない乎。…せめて其十分の一でも、平和心理養成の為に費すならば、全世界の人類は、どれだけ幸福になるかも知れない。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 19.
排外的愛国心や、国家主義は、現在でも既に国家のために有害の働きを為しているが、将来は益々そうなるに違いない。物資の豊富な大国は…どうかこうか、生存する事も出来ようが、天産少なくして、人口の多い我が日本の如き小国は、排外的愛国心が強くなれば、自滅する https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.230
世界が縮小して、交通往来が頻繁になり、物資の売買交換が、多大になれば、国際の利害は、愈々錯綜密着して、共通性を帯びて来る。此時期に於ては、愛国心も、古昔と違って、国際心理と和合融会しなければならぬ。 『軍備制限』 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p. 229.
専制時代ならば、少数なる主治者の達識のため、回避し得べき筈の戦争も、民衆政治の世に在ては、盲目的に之に突進する事があると同時に、主治者に煽動せられて、本来自己の希望せざる戦争を受け売りする事もある…戦争の危険率は、却て民衆政治の方が多い場合も出来る。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.26
一般民衆は、軍事上の知識が乏しいから、専門家が、各種の材料を陳列して、盛んに之[自国の危険]を鼓吹すれば…虚偽の事実に基づいたものであっても、之を看破する力がない。従って軍人の宣伝に乗せられ…軍備充実に必要なる経費だけは支出しようと云う心理状態になる。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.18
軍人も…其管掌事務を拡張したいのは、当然の心情である。而して其目的を達せんが為には、対手国に野心ある事や、又その武備の強大なる事などを、誇張的に吹聴し、以て自国の危機を流布するようになる。そうしなければ…軍備に多大の経費を支出させる事が出来ないからだ https://t.co/Gi4WSeEWT2, p17
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
戦闘心理を普及せしむれば、戦争が来り、平和心理を鼓吹すれば、平和が来る。若し軍人…がなければ、平和を継続すべき場合にも、全国多数の臆病者が、彼等の鼓吹に促されて、乱舞する結果、自国の安全を希望するが為に、却て戦争という最も危険な事態を惹き起すことがあるhttps://t.co/Gi4WSeEWT2, p18
軍備の多寡大小は、其国の環境と、経済力に由て、決定すべきものである。 …経済力以上の軍備は、蟷螂の斧や、馴鹿の角のように、進退の自由を拘束しこそすれ、国家防衛の役には立たない…経済力以上の軍備は、戦わずして、其国の寿命を短縮し…之を滅亡させることもある https://t.co/Gi4WSeEWT2, p70
軍備の多寡大小は、其国の環境と、経済力に由て、決定すべきものである。 …経済力以上の軍備は、蟷螂の斧や、馴鹿の角のように、進退の自由を拘束しこそすれ、国家防衛の役には立たない…経済力以上の軍備は、戦わずして、其国の寿命を短縮し…之を滅亡させることもある https://t.co/Gi4WSeEWT2, p70
現在…日本は正に経済的大国難に直面し、破産の道程を直っしぐらに進行している。 此時に方って、尚お軍備の大縮小に反対するものは、全然愛国心なき人か、或は全く国家の窮状を知らない人でなければならなぬ https://t.co/Gi4WSeEWT2, pp.74-75.
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.228.
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSenlus, p.222.
真に自己を愛するものは、他人をも愛せねばならぬ。真に自国を愛するものは、他国と調和しなければならぬ。我より他国を排斥すれば、他国も亦、我を排斥する。彼我互に相い排斥すれば、双方共に損害を招くだけのことで、利益を受ける事は出来ない。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
戦闘心理を普及せしむれば、戦争が来り、平和心理を鼓吹すれば、平和が来る。若し軍人…がなければ、平和を継続すべき場合にも、全国多数の臆病者が、彼等の鼓吹に促されて、乱舞する結果、自国の安全を希望するが為に、却て戦争という最も危険な事態を惹き起すことがあるhttps://t.co/Gi4WSeEWT2, p18
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.228.
真に自己を愛するものは、他人をも愛せねばならぬ。真に自国を愛するものは、他国と調和しなければならぬ。我より他国を排斥すれば、他国も亦、我を排斥する。彼我互に相い排斥すれば、双方共に損害を招くだけのことで、利益を受ける事は出来ない。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.228.
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
真に自己を愛するものは、他人をも愛せねばならぬ。真に自国を愛するものは、他国と調和しなければならぬ。我より他国を排斥すれば、他国も亦、我を排斥する。彼我互に相い排斥すれば、双方共に損害を招くだけのことで、利益を受ける事は出来ない。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
[新聞]紙上に表れる記事論説は、善悪に拘らず、全国人民の精神状態に偉大なる影響を与える。 … 無益な戦争を減少しようとすれば、新聞記者に向って特別の注意を求め、出来るだけ国際的嫉妬、猜疑、憤懣等の悪感情を扇動しないように努めて貰わねばならぬ。 https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.222.
真に自己を愛するものは、他人をも愛せねばならぬ。真に自国を愛するものは、他国と調和しなければならぬ。我より他国を排斥すれば、他国も亦、我を排斥する。彼我互に相い排斥すれば、双方共に損害を招くだけのことで、利益を受ける事は出来ない。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.228.
排外思想も、亦一種の愛国心には相違ないが、其最も偏狭幼稚なものである。偏狭幼稚な愛国心は、却て国家の禍害を生ずる事が多い。恰も偏狭な自愛心は、却て自己の損害を招くと同じものだ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.228.
戦闘心理を普及せしむれば、戦争が来り、平和心理を鼓吹すれば、平和が来る。若し軍人…がなければ、平和を継続すべき場合にも、全国多数の臆病者が、彼等の鼓吹に促されて、乱舞する結果、自国の安全を希望するが為に、却て戦争という最も危険な事態を惹き起すことがあるhttps://t.co/Gi4WSeEWT2, p18
真に自己を愛するものは、他人をも愛せねばならぬ。真に自国を愛するものは、他国と調和しなければならぬ。我より他国を排斥すれば、他国も亦、我を排斥する。彼我互に相い排斥すれば、双方共に損害を招くだけのことで、利益を受ける事は出来ない。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.226.
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.228.
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSeEWT2, p.228.
[我が国人は]愛府県心、愛町村心は、あっても、愛国心はない。有るのは、愛国心の卵子とも云うべき似て非なる排外心攘夷心に過ぎない。これが孵化発達して、愛国心となる前に、先ず国家を意識し、国民心理を発生しなければならぬ。 『軍備制限』https://t.co/Gi4WSenlus, p.228.[我が国人は]愛府県
戦闘心理を普及せしむれば、戦争が来り、平和心理を鼓吹すれば、平和が来る。若し軍人…がなければ、平和を継続すべき場合にも、全国多数の臆病者が、彼等の鼓吹に促されて、乱舞する結果、自国の安全を希望するが為に、却て戦争という最も危険な事態を惹き起すことがあるhttps://t.co/Gi4WSeEWT2, p18

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