4 4 0 0 OA 聚分韻略

著者
[虎関師錬] [著]
巻号頁・発行日
vol.上平,下平, 1600

漢詩を作る際に韻字を探すための書として編まれたもの。国書として最初に上梓されたもので、大変便利な書であったため、中世期において頻繁に改版され、また全国各地で刊行された。『下学集』や『節用集』といった辞書の類は、いずれも本書の影響を受けているとされ、慶長以前の刊本だけでも20種以上に及ぶという。嘉元4(1306)年の虎関師錬自序、徳治2(1307)年の叟一寧跋をもつ本書の、刊記のある最古の版は応永19(1412)年刊本とされている。当館でも数種を架蔵するが、該書は、小本枡形の古活字版で、無刊記ではあるが慶長頃の刊行とされている。上下平部分を存するのみ。各部のあとに1、2枚の別紙を補入し、書き込みに備えている。他に所伝をみない孤本である。印記は「船橋蔵書」。船橋家はもと清原氏で、代々儒学を家業とした家柄であるが、近世初期の当主秀賢の時に「船橋」と改姓。伝世の典籍・文書は有益な資料に富む。

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新藤透『戦国の図書館』、未見ですが、表紙が『聚分韻略』ですね。入手せねば。 この写真だと何行本なのか(半丁が何行か)が見えないこともあり、どの版であるのかが、すぐには分かりませんでした。 https://t.co/ORbPXooMeu 国会のこれですね。古活字版。8行本。朱も一致。 https://t.co/cB11RmUF8g

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