巻号頁・発行日
1600

イソップ物語を翻訳した仮名草子。前段は伊曽保の伝記、後段は喩言の構成をもつ。『伊曽保物語』の国字本(キリシタン版のローマ字本に対する称呼)は、慶長・元和から寛永年間にかけて、数次にわたり活字開版が行われた。当館本は、〔慶長・元和年間〕刊の平仮名交じり古活字版で、最も古い刊本のひとつとされている。各巻首に目録を付し、上巻20話、中巻40話、下巻34話からなり、挿図はない。尾張徳川家旧蔵の善本類のひとつで、のち幕末・明治の蔵書家中川得基の手に帰していたものである。

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貝原益軒『大和本草』(百科事典) https://t.co/f39Txt5OnU 稲村三伯訳編『江戸ハルマ』(蘭和辞書) https://t.co/FbakLNtkog 『伊曽保物語』(イソップ寓話) https://t.co/6NYmBr2SQi 気になっていた本のページがめくれるぞー!

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