1 0 0 0 OA 金持重宝記

出版者
毛利田庄太郎
巻号頁・発行日
1694

教訓書。元禄7年(1694)毛利田庄太郎版。東山殿の御治世、神道者の萩原中将、一如上人、真儒の性子に俗人の道無斎が加わり、東山で神儒仏の論を行い、伊勢参宮を目指す。道中道無斎にそれぞれが問答を仕掛け、道無斎は世の中は全て金が万能であるとさまざまの例話を引きながら論破する。4人は身の治めかたの大事を悟って四方に分かれてゆく。元禄3年武村刊の『人鏡論』の序題を金持重宝記に改め、内題を削り、刊記を入れ替えた後印本。貞享4年(1687)森田庄太郎刊『金銀万能丸』を再刻したもの。(岡雅彦)

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