https://t.co/kP1MqjHiUh "火難除(くわなんよけ)の札(ふだ)が家(うち)と共(とも)に焼け、水天宮のお守(まもり)が土左衛門の懐に腐つて居るさへ珍らしからぬ世の中に、二千年の羅馬(ローマ)の都が潰れなりにも此(こ)ンな水道の柱(はしら)が今尚(いまなほ)残つて居るのは殊勝の儀ぢゃ"

うどんの2ページほど前から。 https://t.co/DNmUor3yXl "何と惨(ひど)い家ぢやないか、日本を貧乏国といつも新聞などに書いてあるが、伊太利の田舎は日本より余程(よつぽど)貧乏臭いぢやないか何といふ屋根の格好ぢや、まるで葺(ふ)き様を知らぬと見える、

渋川玄耳『藪野椋十 世界見物』大正2年12月13日縮刷印刷12月15日発行 https://t.co/V6ZsSp17K5 「八十三 伊太利の田植」 "食事が俺(わし)の口には佛蘭西(フランス)より伊太利(イタリー)料理が旨い、魚を多く使つてある、又(また)饂飩(うどん)が有る、摩哥羅尼(マカロニイ)と言うてお経の様な名ぢやが、