著者
加藤 克知
雑誌
長崎大学医療技術短期大学部紀要 = Bulletin of the School of Allied Medical Sciences, Nagasaki University (ISSN:09160841)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.111-117, 1988-03-31

現代日本人上腕骨,橈骨,大腿骨および脛骨の最大長と骨幹中央周を用いた判別分析による性別判定法について検討し,さらにその縄文時代人骨への適用の可能性について調べ以下の結果を得た.1)中間点法による単項目ごとの的中率は橈骨最大長と上腕骨骨幹中央周で84.7%,86.7%と高率である.2)全8項目からの判別式では87.8%の的中率が得られた.また,骨幹中央周に関する分析では上肢骨(上腕骨と橈骨)からの判別式の的中率は88.8%で高く,一方下肢骨(大腿骨と脛骨)からのそれは73.5%とやや低い.3)現代人骨の骨幹中央周から得られた判別式に縄文時代人骨を適用してみると,的中率は一般に現代人の場合より10%程度低下したが,これは縄文時代人骨と現代人骨の計測値の差による境界値のずれに起因すると考えられる.

言及状況

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_φ(・_・ 腕の骨の長さと太さでの性別判定式の的中率は70〜87%。てことは10人に1〜3人は当たらない。かつ、縄文人など、判定式を導いた元の集団と異なる身体特徴(女性の骨が現代人より太い)があると的中率は10%低下。 https://t.co/JdCzrxzESx

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