著者
小河原 義朗 Yoshiro OGAWARA
雑誌
東北大学文学部日本語学科論集 = Journal of the Department of Japanese, Tohoku University (ISSN:09174036)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.1-12, 1993-09-30

音声上の外国人なまりについて、分節音素については明らかにされつつあるが、超分節音素についての研究は途上段階にある (杉藤 : 1989)。また、そのなまりを一般の日本人がどのように評価するのかについては、ほとんど明らかにされていない。本研究では、外国人によって発話された録音テープを使用し、一般の日本人がその発話をどのように評価するのか聴取実験を試みた。その結果、発音が下手なうちは許容されるなまりも、学習が進み発音がうまくなるにつれて評価が厳しくなるという実態が明らかになった。

言及状況

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@masakiumare https://t.co/VsMS9vGrOe 発音(なまり)に関してはこういう論文がありますね…昔、先輩から、母語話者の評価は上級になればなるほど厳しくなる傾向があると聞いたことがあります。難しいですね…だからそこそこにしとけってわけにもねぇ…

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