著者
森口 毅彦
出版者
Faculty of economics, university of toyama
雑誌
Working Paper, No.306, 2017.03.30, Faculty of economics, university of toyama
巻号頁・発行日
vol.306, pp.1-104, 2017-03-30

近年,わが国企業においてもM&A(Mergers and Acquisitions:合併と買収)が活発に行われ,戦略目標の達成手段としてすっかり定着した感があるが,必ずしもその成功に結び付いてはいないという調査結果もだされている。M&Aの成否に重要な影響をもつと指摘されているのがPMI(Post-Merger Integration:ポスト・マージャー・インテグレーション)あるいは「ポストM&A」と呼ばれるM&A後の統合プロセス/作業である。したがって,M&Aの成功率を高めるためには,効果的なPMIを展開していくことが不可欠であり,そのためには,まずわが国企業で行われているPMIの実態解明が必要であると考えられる。そこで本稿では,2016年に筆者が行ったアンケート調査結果とこれまで行われた先行調査結果との比較等にもとづき,「M&Aの成功」と「PMIの実態」に関する問題について検討を行い,今後,効果的なPMIのあり方を構想する際の検討事項・課題を析出したものである。

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Working Papaer No.306が公開されました。 わが国企業におけるM&Aの成否評価とPMIの実態 : アンケートによる実態調査研究にもとづいて https://t.co/Zy7JmNY7u0

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