著者
坂本 麻実子
出版者
富山大学人間発達科学部
雑誌
富山大学人間発達科学部紀要 (ISSN:1881316X)
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.1-8, 2009-03

明治32年(1899),「高等女学校令」が公布され,全国に庁府県立の高等女学校の設置が義務づけられた。同43年(1910),さらに女子の就学率を上げるため,「高等女学校令」が改正され,本科(普通教育)の高等女学校(以下,高女と略す)に対して,裁縫を重視し,主婦教育を行う実科高等女学校(以下,実女と略す)の設置が認められた。実女は,高等小学校に併置することができ,教員も高等小学校との兼務が可能なので,高女よりも設置が簡単であった。そのため,実女は,大都市よりは地方で,府県内では郡部で相次いで設立され,郡立,町立,町村組合立が多かった。本稿では,大正から昭和初期にかけて,実女から高女への組織変更に伴う音楽教員の需要について,東音の甲師卒や第四卒の配置状況と絡めて考察する。

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【リポジトリToRepo】2017年3月の閲覧回数1位は坂本 麻実子「実科から本科に組織変更した高等女学校と音楽教員の需要」富山大学人間発達科学部紀要, 3巻2号, Page 1-8 https://t.co/36ymilgH9N です。
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