著者
越智 啓太
出版者
法政大学文学部
雑誌
法政大学文学部紀要 = Bulletin of the Faculty of Letters, Hosei University (ISSN:04412486)
巻号頁・発行日
vol.54, pp.107-117, 2007-03-20

本論では、近年話題になることの多い子供に対する性犯罪について、その研究の現状を概観した。第1にその発生状況について、日本とアメリカの現状を紹介した。ただし、子供に対する性犯罪にはかなりの暗数が存在し、現状把握は困難である。第2に子供に対する性犯罪者のタイプ分けについての研究とその流れを紹介した。第3に、子供に対する性犯罪のエスカレーションと再犯の問題の研究を紹介した。最後に、子供に対する性犯罪の対策を行っていく場合における、犯罪の現状や犯人の特性を解明することの必要性について述べた。

言及状況

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子供に対する性犯罪に関する研究の現状と展開(1) https://t.co/O5Zev1oWhW
@yyposi918 こちらの論文で、海外の研究だと子供にたいして性犯罪を働く犯人は50%が18歳以下だと指摘するものもあって、加害者の初犯時の平均年齢が13~14位という記述を見て私は驚きました 又、日本でも10代による犯行が少ないわけではなく、どちらも知り合いの子供に対して犯罪を https://t.co/UgPEDF0uRW
@ymils_y 性教育が性犯罪減少に効をそうした例もあるのですね。勉強になります。 ちなみに私がローティーンの性犯罪に関しての記述を見たのはこちらの論文の「3-2若年の性犯罪の問題」の項目でした。(見直したらアメリカではなく海外の研究でした。)https://t.co/UgPEDEIU0o

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