著者
鈴木 久米男 髙橋 和夫 SUZUKI Kumeo TAKAHASHI Kazuo
出版者
岩手大学大学院教育学研究科
雑誌
岩手大学大学院教育学研究科研究年報 = Research Journal of the Iwate University Professional School for Teacher Education (ISSN:2432924X)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.69-81, 2017-03-31

教職大学院設置の動きは、平成29年4月に8つの教職大学院が開設され、ひとまず一段落することになる。次の段階として各教職大学院における教育の質の向上及び修了生へのフォローが課題となってきている。このことも踏まえ、教職大学院での学修における理論と実践の往還・融合としての教育実践研究への取り組みが重要視されてきている。本研究では、各教職大学院における教育実践研究のカリキュラムへの位置づけや、研究内容としての研究テーマと研究アプローチ等に注目した。研究の成果として、教職大学院で取り組まれている教育実践研究の位置づけや指導のためのカリキュラム編成の実態を明らかにすることができた。さらに、教育実践研究の内容に関して抽出した教職大学院の実践例から、教科指導が主に取り組まれていること、学卒院生と現職院生では、個々の取り組みによるものと組織的な取り組みを対象にするなどの違いがみられることが明らかになった。

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#研究事例リストに追加しました:鈴木久米男・髙橋和夫 2017 「教職大学院で取り組まれている教育実践研究の検討 ―カリキュラム編成及び院生の研究への取り組みに注目して―」 『岩手大学大学院教育学研究科研究年報』 1: 69-81 https://t.co/Nazk4bOg8D

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