- 著者
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大喜多 紀明
- 出版者
- 北海道言語研究会
- 雑誌
- 北海道言語文化研究 (ISSN:18826296)
- 巻号頁・発行日
- vol.13, pp.103-122, 2015-03-30
本稿では、宮崎駿の長編アニメーション映画『風の谷のナウシカ』と『天空の城ラピュタ』を題材としての構造分析を行った。なお、本稿における構造分析は、裏返しモデル(ミハイ・ポップが示したモデル)を援用する手法による。本稿での分析の結果、本稿でとりあげた二作品は、裏返しモデルを適用できる構造からなると解釈できる知見を得た。このことは、宮崎のアニメーション作品における構造上の共通性を論じるうえで有用な知見であると筆者は理解している。