著者
鈴木 一成 中嶋 悠貴 尾関 里都
雑誌
愛知教育大学教職キャリアセンター紀要 (ISSN:24240605)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.145-151, 2020-03-09

本研究では,「プラごみによる海洋汚染」の対策の一つとして,使い捨てプラスチックの削減に着目した教科等横断的な体育の実践を行い,その実践事例の提示と,そこでの子どもの学びを検討することを目的した。教科等横断的な体育の実践事例は,海洋汚染と絶滅危惧種であるウミガメをテーマとして,①国語科の教材文「ウミガメの命をつなぐ」での学習(1時間),②校外学習としてのESD教育(1時間),③体育科の表現運動の実践(3時間)の構成で,計5時間扱いとした。これらの実践記録を対象として,体育での子どもたちの学びを検討した。その結果,①「他人事」から「自分事」へ,②感受する力(「送り手<受け手」と「自己内対話で一番近い感情を探ること」),溶け込み感覚の3つを検討することができた。

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