著者
吉田 正 氏原 隆
出版者
愛知教育大学体育教室
雑誌
愛知教育大学体育教室研究紀要 (ISSN:02884712)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.17-25, 2000-03-10

本研究では、ビジョントレーニングを実施した選手の心理的内面にどのような変化が起こったのかを検討し、合わせてビジョントレーニングがバレーボールのパフォーマンス向土にどのような影響を与えるかという目的で、本学女子バレーボール選手4名を被験者とし、約2ヵ月のトレーニングを行ない、次のような結果を得た。(1)ビジョントレーニング前と後の視機能変化において、KVA動体視力、DVA動体視力については改善がみられた。また、ビジョントレーニングの数字読みトレーニングのタイムに向上がみられた。(2)トレーニング期間中の試合での 1)スパイク決定率 2)ブロック成功率 3)サーブレシーブ返球率 4)スパイクレシーブ返球率などのパフォーマンスについては、大きな変化はなかった。(3)内省報告においては、4名の被験者すべて、ビジョントレーニングがバレーボールに必要ということを認め、確実にプレーがプラスに変化してきたことを報告した。

言及状況

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ビジョントレーニングの効果の研究。 対象はバレーボール選手ですが…。 トレーニング後の変化は、他人から見た時や数値には変化として表れにくい。 でも、選手自身は、わずかな変化を感じていることがわかる。 ライフキネティックのアンケートでも同じような回答だった。 https://t.co/1Lhf99abe7

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