著者
河野 真也
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2004

近年、128bitという膨大なアドレス空間をもつIPv6の普及により、身の回りすべてのものにIPアドレスを付与し、通信を行えるようにするユビキタスネットワークの実現が近づきつつある。本論文では、バーコードに代わる個体識別技術として、今後広く一般に普及していくことが予想されるRFIDシステムを利用して、ユビキタスネットワークを実現することを目的とする。まず、RFIDタグにIPv6アドレスを割り当てることにより、IPv6ネットワークを経由してタグとの通信を可能にする方式を提案した。また、その際にタグに割り当てるIPv6アドレスとして、タグが所属するネットワークのプレフィックスとタグ固有のIDであるEPCをもとに生成されたIPv6アドレスを用いる方式を提案した。最後に、提案した方式が実現できることを実際にプログラムを作成することで示した。

言及状況

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@maris_HY ですよね!それこそ、店の店頭に並んだ時点でRFIDタグにIPV6振っちゃってもいいくらいで「IPv6アドレスによるRFIDシステム利用方式 http://t.co/zEith7nL 」。8年も前の論文ですが。

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