著者
水島 裕
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2004

数値計算は数学または応用数学の一分野である.数学は科学,工学に現れる現象,関係,設計過程などをモデル化するのにその威力を発揮している.一方,数学における実数演算を浮動小数点演算で行う場合,丸めや打ち切り誤差が生じるため,その精度に関しては保証することは困難である.そこで,数学的に正しいと保証する理論と技術の開発を,精度保証付き数値計算という.本論文では,数値計算用のソフトウェアであるMATLABを用いた大規模スパース行列の精度保証付き数値計算を行う.大規模な行列を扱う場合,莫大なメモリ量を消費するため,現時点では効率の良い精度保証を行えるまでに至っていない.そこで,スパース行列がもつ非零要素が少ないという特性と反復解法を利用し,10000×10000以上の大規模スパース行列を精度保証することを目的とする.

言及状況

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[matlab][連立方程式]

OKWave (1 users, 1 posts)

C言語だから遅いというのではなくて、大規模な疎行列にガウスの消去法を使ったから遅いのだと思います。 10000×10000の行列を作るために malloc でメモリを確保したそうですが、ザックリ 762MBですか。いまどきのPCだとRAMをGB単位で積むのが当たり前だから気にしないのでしょうか。RAMが少なければスワップが大量に発生しそうな気がします。 Matlabはこのような手法で疎 ...

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大規模スパース行列に対する連立一次方程式の精度保証付き数値計算 http://t.co/96jJshD5

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