著者
彦坂 健太郎
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2004

本研究では楽音の音高・楽器・音の強さをスペクトルパタンマッチングにより推定しそれらを記号情報として出力することを目標とする。それらにより、人が手動で行っているカラオケや着信メロディの自動生成、また各楽器の音の調整など趣向に合った演奏が可能になる。これらを実現する手法として、入力音のパワースペクトルを単音全てのパワースペクトルを使って推定することを考え、DPマッチングを用いるセグメント内ゲイン値時変の手法と入力音と単音テンプレート全体でマッチングさせるセグメント内ゲイン一定の手法を考案した。それらの性能を調べるため本稿では一定時間における単音の重複音の推定の実験を行った。その結果入力音と単音テンプレートの楽器の種類が同じである場合にはゲイン値時変の手法よりゲイン値一定の手法が優れているという結果が得られ、90%以上の識別率が得られた。

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[ピッチ推定][Sound][music][audio][programming][資料] スペクトルセグメントマッチングに基づく楽音の音高・楽器推定

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